2週間前の「釜揚げうどんとり田」さんの記事で、
兵庫県南あわじ市福良へ訪ねた事をお伝えしましたが、実はとり田さんで食事をしたあと、
もう1軒うどん屋さんを訪ねています。
それがこちら↓↓「手打うどん鼓亭」さんです。
開業されてから35年ほど経つ、地元で人気のうどん屋さんです。
今回こちらのお店へ訪ねようと思ったのが、淡路島のご当地麺である、
「淡路島ぬーどる」を食べてみたかったからです。
「淡路島ぬーどる」なる麺ですが、そのルーツは奈良県の三輪素麺になります。
福良の漁師、渡七平さんが伊勢詣の帰途、三輪の里にて手延べ麺と出会い、
その地で約2年間留まって製法を学び習得し、
それを淡路島に持ち帰って誕生したのが「淡路島手延べ素麺」です。
その後、麺作りの機械化が進み、手作業を主とする「淡路島手延べ素麺」の麺職人が減少。
「淡路島手延べ素麺」はいつしか幻の麺と呼ばれるようになりました。
2009年「淡路島手延べ素麺」を復活させようと、
洲本商工会議所の若手により「御食国(みけつくに)プロジェクト」を結成。
多くの麺類店に声を掛け、2010年に「淡路島ぬーどる」として販売されたのです。
「淡路島ぬーどる」はうどん、ラーメン、パスタなどの麺類店で調理しやすいように、
太さと長さが決められています。太さは2ml、長さは38㎝です。
あと「淡路島ぬーどる」を使ったメニューでは、
地産の玉ねぎを使う事もルールのひとつとなっています。
現在は島内の29店舗で「淡路島ぬーどる」のメニューが提供されています。
詳しくは↓↓こちらのサイトにアクセス願います。
御食国プロジェクト/淡路島ぬーどる (miketsukuni-awaji.jp)
では話を鼓亭さんに戻します。
店内は広く、全体で75席が用意されています。
驚きなのは、うどん屋さんではありえない部屋で食事を取る事が出来ます。
下の画像をご覧ください。
分厚い扉でしょ?
実はこちらのお店、15年ほど前に同じ町内から移転されているのですが、
移転先はすでに閉店した徳島銀行福良支店なんです。
当時の銀行の建物を、うどん屋さんにリフォームされています。
上の画像、扉が分厚いのは金庫室だったからです。
金庫室をイートスペースとして活用されているのです。
↓↓メニュー。
今回私が注文したのは鼓亭特製淡路島ぬーどるを使った「カレーつけ麺」です。
2010年、淡路島ぬーどるが一斉販売された時に、こちらのメニューも販売されています。
あと、こちらのお店、うどんは自家製麺ですが、淡路島ぬーどるは製麺所からの仕入れです。
「特製」という事ですから、鼓亭さんこだわりの麺を特注されていると思われます。
しばらく待って運ばれて来たのが↓↓こちら。
こちらのメニューにはオニオンフライと猪豚のカリカリ揚げ、
そして白御飯がセットになっています。
まずは麺をそのままいただきました。
素麺のように細い麺。
素麺と同じ製法で麺の太さは2mlですから、麺の種類としては「うどん」になりますね。
稲庭うどん、氷見うどん、五島うどんの仲間だと思えば良いと思います。
さあ食べようと麺を持ち上げてみると、麺同士がくっついている。
素麺でよくある現象です。
水切りが不十分だったのか、或いは少し茹で過ぎたのかもしれませんね。
とりあえず、何も浸けずに麺を食べてみますと、素麺に近い独特の風味がします。
程よいコシにモチモチ感もあって悪くないですね。
稲庭うどんほどのコシの強さではないので、五島うどんに近い食感です。
カレーには温玉、チーズ、ネギがトッピングされています。
少し飲んでみますと、スパイスの効いたカレーで、
辛いけどしっかりとしたコクを味わえて、とても美味しい!!(^^♪
辛さをまろやかにしてくれる温玉やチーズもよい働きをしてくれます。
麺との絡みも抜群で、カレーの美味しさと、麺の食感がたまらないです!!(^^♪
麺同士がくっついているのを見た時は、どうなるものかと思いましたが、
結果オーライです、美味しい「カレーつけ麺」でした。(^-^)
オニオンフライと猪豚のカリカリ揚げですが、
さすが淡路島、オニオンフライは玉ねぎが甘くて美味しくいただく事が出来ました。
ただ・・・猪豚のカリカリ揚げは、私的にカリカリ感がイマイチでした。(^-^;
〆は残ったカレーにご飯を入れ、猪豚のカリカリ揚げを載せていただきました。
このスパイスカレーはご飯との相性も良くて、とても美味しかったです!(^_^)v
鼓亭さんの「カレーつけ麺」、大変満足させていただきました。(^-^)
とり田さんとの連食だったので、お腹がはち切れそう・・・。(^▽^;)
まあでも、両店共に美味しかったので気分は上々です!(^_^)v
もうこれ以上の食べ歩きは出来ないので、淡路島をあとにしました。
手打うどん鼓亭
〒656-0501 兵庫県南あわじ市福良甲512−22
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