昨夜は南座に行ってきました。
三響会
囃子を通じて能、狂言、歌舞伎、日本舞踊の競演という贅沢なものです。
私は古典芸能にはご縁がなく、知らないことだらけですが昨年初めて南座で行われとても素晴らしいからぜひ見るように勧められました。
お席は大変いい場所でした。前から9番目花道の横です。迫力が伝わります。
まず、狂言の「五人三番三」
日曜日に茂山家の若手の方々がラジオ番組を放送しています。通勤途中で聞いているのですがこの三響会の裏話を聞いていたのですごく楽しみでした。
茂山千之丞、片岡孝太郎のお二人がまず登場。
いきなりビックリ!!
紋付袴姿でレディース&ジェントルマンと(笑)
笑いと共にいっきに場が和みました。
通常は一人で舞うものを五人で舞うということで緊張感が伝わってきました。
ピッタリ合わせるというのは難しいですね。
次は能と歌舞伎による「船弁慶」
静を観世喜正、知盛を市川染五郎が演じました。
最後は歌舞伎の「安達原」
老婆を実は鬼女なのですが市川亀次郎、祐慶が中村梅枝、強力が市川染五郎でした。これは見ごたえありました。
最初は静かな場面が老婆が鬼に変わったとたん、動きが激しい。
鬼が負けるところは笑いもでて面白さも、そして最後がまたまたビックリ。
バク転?のような格好で(あの凄い衣装のまま)穴に消えました。
全て三兄弟の太鼓、大鼓、小太鼓があり、三味線、謡、一番心惹かれたのは笛の美しさでした。
私には滅多に見ることが出来ない舞台でお誘い頂き本当に嬉しかったです。
古典芸能も勉強しないと。。。