ときめき

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染めの体験

2014-09-21 16:24:19 | 着物
9月20日(土)は帯揚げと帯締めを自分で染めるワークショップに友人と行ってきました。
場所は京都の嵯峨野、嵯峨嵐山の駅で待ち合わせたのですが秋の行楽と重なり京都駅からの電車も満員でした。
久し振りの山陰線です。

タクシーで来年開校予定の嵯峨野校に到着。
このワークショップはこちらが行っています。

アルスシムラ

10時半から始まり、まずは自己紹介。
東京、静岡、広島、和歌山、大阪、奈良、そして地元京都の方はお二人でした。
なんと皆さん遠くから参加されていることにびっくりいたしました。
夫々皆さんのお話も興味深かったのですが私達が一番年長で学生さんから平均40代の方々が多いように感じました~

午前中はスライドを見せて頂き、見本となる色を染める作業が行われました。
写真撮影は禁止なので写真はありません。

大きな寸胴の釜には2日前から炊き出しているカリンの液体、そして今日新たにクチナシの実と茜が用意されていました。

エプロンをつけて長靴を履き、手は軍手の上から大きく厚みのあるゴム手袋をつけて作業をします。
先生から説明の後みんなで作業をして染めました。
これは最後に見本を染めた生地をカットしてみんなに配られたこの日の見本の色です。



お昼ご飯を食べながら自分はどの色にするかを決めなくてはなりません。
みんな迷いに迷って(笑)これがなかなか決まりません。
見本色より薄い色がいいとかこれとこれの中間色がいいとか。。。

それに合わせて液体を薄めたり煮出したり先生方の準備も大変です。

もちろん同じ色でもいいし別々の組み合わせでもいいということで私は帯揚げはクチナシで薄めの色。(見本の黄色)
帯締めはカリンで染めて鉄で媒染をすることにしました。(その下のグレー)

でも友人と他の二人もクチナシの薄い色がいいということなので私だけ濃いクチナシ色に途中変更しました。
火にかけられたクチナシの液の中に濡らした帯揚げの生地を入れながら染めてゆきます。。。
結構濃い色に染まり、ちょっとイメージと違うのでお湯で少し色を戻すことにしました。
クチナシは媒染はしません、洗って乾かすとおしまい。
レモンイエローの鮮やかな黄色ですが草木染めなので色は優しい。
見本の黄色よりは少し濃い色です。

その下のグレーのような色をイメージして帯締め用の糸を染めるんですがこれが難しい。
中腰で熱い釜の中でぐるぐる糸を回しながら5分、一度空気に触れさせてからこの行程を3回するのですが糸が絡まりそうになるし私は先生に何度か手直ししてもらいました。

最後に鉄で媒染しましたが見本よりカリンの茶色が勝ったようで絶妙なこれまたいい色に染まりました。

帯締めはこの糸を帯締めに組んで後ほど帯揚げと一緒に宅急便で送って下さるそうです。
しかし私ともう一人は帯揚げだけでも今日持って帰りたいとお願いをしてビニール袋に入れて持ち帰りました。

電車の中で何度もバッグから出しては嬉しくて。。。どの着物と帯に合わせようかと頭をぐるぐる(笑)
鮮やかな色なのでさし色として紺色や紫、ブルー系統には合うと思うのですが~

なので紺系統ではない着物で先ほどちょっと練習。



年齢的に少し派手かな?と思いましたが見える部分が少ないのでまぁ大丈夫かしら?
他の着物と帯でも合わせて練習してみます~


あっという間に時間が経ち夕方4時過ぎ。
若い皆さんとお話も出来てとても有意義で楽しい一日でした。
昔、織り機に興味があり自宅でちょっとだけやったことがありましたが染もやってみると大好きでしたね。