「その夜の侍」

「その夜の侍」
2012年日本。

いやあ、スゴイものを観た気がする。
しっかりとした間と、型にはまらない表現。
これこそがリアリティな気もするが見事にそのものがエンタメになっている。

この作品は理解できない輩にはホント退屈な時間だろうな。
オレ的には息をするのにもはばかれる緊張の時間だった。

監督は劇団関係らしい。いやあお見事。
どの役者さんもナイスジョブ。
主役の堺雅人、今まで大したことのない役者だと見くびっていました。
今までの仕事を忘れて誰？っていうくらい新鮮かつハマってました。

やっぱり日本映画はスゴイ。あっぱれな1本。



http://www.youtube.com/watch?v=Rwmlhf_bGY8

「脳男」

「脳男」
2013年日本。
サスペンスアクションもの。

原作、脚本、役者も良い仕事してると思うんだけど、、、
なんだろ、、、この日本作品独特の安っぽいリアリティの無さは、、、
この作品をぎりぎりのとこでメロドラマに落としてしまったのは、、、
監督？それともその後ろにいるプロデューサー様？
近年素晴らしい出来の日本映画界に泥を塗る腐ったテレビドラマなスタッフがかかわった残念な1本。

まだこんなことやってんのかよ！

ああ、せっかくのクリムゾンがあ！
こんなんだったら使ってほしくないぜ！



http://www.youtube.com/watch?v=2AMoq2PA10E

「夢売るふたり」

「夢売るふたり」
2012年日本。

注目の西川美和監督最新作。

松たか子と阿部サダヲが詐欺夫婦という設定。
いやあ「告白」といいこれといい最近の松たか子には脱帽です。
女の怖ささらに倍増。汚れ感充分！ナイスジョブ！

男の馬鹿さと女の執念を思い知る人間探索な1本。
人間を汚く描ける作品ってやっぱ素晴らしい！！！

さすがの1本！！！



http://www.youtube.com/watch?v=o6xZczEHGR4

「蛇イチゴ」

「蛇イチゴ」
2003年日本。

西川 美和の監督デビュー作。
名作「ゆれる」からさかのぼること3年。

うん、もう充分西川節は出てる創りですな。
少なくとも「ディアドクター」より好きかも。

ごく普通の日常も描き方次第でいくらでも非日常になるんだね。
これが映画の面白さ。これこそが監督の手腕。

彼女の作品には彼女お気に入りのバンドが毎回音楽をつけている。
この初期作品にはオレの高校のときのバンド仲間がそのメンバーとして音楽を奏でている。
作品中の音を聴きつつクレジットで確認、、、なんか嬉しくなったね。

オレらがこの世を去っても音楽は残る。
音楽は廃盤という状況にもなるが果たして映画は、、、
ずっと後世に残っていってほしいもんです、、、ね。



http://www.youtube.com/watch?v=gEpAj0e5Xd4

「パーマネント野ばら」

「パーマネント野ばら」
2010年日本。

西原理恵子漫画作品の映画化。
下品で滑稽で軽くてヘヴィーで泣ける。
これこそが西原ワールド！！
今もっとも期待できる吉田大八監督もナイスジョブ！

笑って笑って、、、切なくて、、、泣けた。
生きてることはそれだけでしんどい、、、それでも生きていく！
人間はたくましいのだ！！！

それにしても、、、
演技では池脇や小池がナイスジョブなんですが、、、
菅野美穂のアップにやられちまいました。

やっぱり女優さんは佇まい大事です。。。ね。



http://www.youtube.com/watch?v=GEN8BKixi74