サヨナラ!サヨナラ!サヨナラ!

映画鑑賞忘備録ブログ。あくまでも個人的主観による感想なので怒っちゃやーよ!No Movie No Life!

「愛を複製する女」

2015-05-21 17:45:00 | ヨーロッパ
「愛を複製する女」
2010年/ドイツ/ハンガリー/フランス/
日本劇場未公開、、、
うーん、なるほど、アレがアレで、、NGなんだな。。。

恋人を事故で失った女性は彼を愛するあまり、
彼のDNAを使って恋人のクローン人間を妊娠するが、、、てな話。

いやあ、やられました。
これは、、、女の愛に対する執念、情念を描いた作品。
覚悟を持った女に男は勝てません、、、いや、なす術もありません。。。
だから、、、男は旅に出るのかもね、、、と思わず感慨にふけってしまいました。

台詞も解説も必要最小限、とにかく美しい映像満載。
敬愛するタルコフスキーの影響を感じるのはオレのひいき目ではないと思うのだが、、、。

じっくり、まったり、ズっしり、ヨーロッパ映画を堪能したい方におすすめの1本。


https://www.youtube.com/watch?v=ROq7V2YQXFM



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「グッドモーニング, ベトナム」

2015-05-21 17:41:00 | アメリカ
「グッドモーニング, ベトナム」
1987年アメリカ。

ベトナム戦争時の南ベトナムに、兵士の士気高揚のために送り込まれた一人の空軍兵DJが、
AFNで規則無視のハイテンションで型破りなラジオ放送を行う。
ロビン・ウィリアムスが人間味溢れる型破りなDJを演じる。

戦争映画、しかもベトナム映画、、、数々あれどこの作品はちょいと切り口が違う。
戦闘シーン、残酷シーンはあまり出てこず、ユーモアあふれたほのぼのが多いのだが、
戦争のむなしさや冷酷さ、アメリカ軍内の硬化した体質や情報操作、
アメリカ人のベトナム人に対する人種差別やベトナム人女性蔑視、
そしてアメリカによる他国への一方的な価値観の押し売りを柔らかに批判したシーンもしっかり盛り込まれている。


実はオレも20年ほど前に某FM局で自分のラジオ番組を持ってた事がある。
他人とコミュニケーションが苦手なオレがよくもまあ1年半もやったなあ、と今思い出しても冷や汗。。。
目の前にはマイクがあるのみで人間はいないのだが、、、
その先にはそれを聴いてる生身の人間がいるのだ、という想像力が大事だなと痛感した。
何事も経験、、、また機会があればやってみると想像力に合わせて創造力の訓練にもなるかもしれないとふと思った。


この作品は名優ロビン・ウィリアムズあってこそ。
去年自殺を遂げた彼の活躍を今後観れないのはホント残念だ。
名DJよ、永遠に!!!


https://www.youtube.com/watch?v=G1TfZhc7XeQ


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「今日子と修一の場合」

2015-05-21 17:37:00 | 日本
「今日子と修一の場合」
2013年日本。

東日本大震災に絡めながら無関係の二人の男女の話。
奥田瑛二監督が娘とその旦那、同業者の息子で撮った作品。
安藤サクラは恋人を殺害、柄本佑は父親を殺害、、、重苦しくも映画の良心を感じる。
生々しい被災地の風景がリアルに語る。。。

わかんねえ人にはわからんやろうねえ。。。
震災にしても何にしても、、、
楽しいかどうかだけで生きてる人にはねえ、、、
でも、その層も取り込まなければ興行が成り立たないのだよね。。。

作り手の問題もあるけど、、買い手が作品をそうさせているところもあるよね。
これは音楽業界なんかも含めて全ての業界がそうだよね。。。

生きていく事は表現し続ける事、、、
耐えて耐えて楽しくなくも価値あるものを残すべき地をはって頑張りましょう。。。


おすすめというよりオシたい1本。。。


https://www.youtube.com/watch?v=N8ucPHMFhCk


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「あいときぼうのまち」

2015-05-21 17:30:00 | 日本
「あいときぼうのまち」
2013年日本。

東日本大震災モノをもうひとつ。。。

1945年、1966年、2011年、2012年のフクシマで、原子力に関わらざるを得なかった一族の悲しい話。

ちょっと稚拙な部分もあり、古くさいエロなんかもあったりでちょいと主題がぼやけたりもしたけど、、、
やっぱり言いたい事は主人公の少女の台詞にある。。。

「震災一年たったら、なにもかも無かったみたいに東京は元の明るさを戻して、だんだんすごく明るくなってって、
何も変わってないのに、何も終わってないのに。。。」

これが言いたいのは伝わった。。。

主人公の千葉美紅ちゃん、、、演技は稚拙だけど頑張ったな。うん。

音楽も監督の私的好みと思い入れが伝わった選曲だった。

原発、震災ものは今後も創られるだろうけどいろいろな障害弊害が遮るのは火を見るより明らか。
観る側もしっかり見届けていきたいと思います。


https://www.youtube.com/watch?v=Duw9Gw40fs8


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「龍三と七人の子分たち」

2015-05-21 17:25:00 | 日本
「龍三と七人の子分たち」
2015年日本。

殺伐とした痛い映画を撮り続けた北野武監督が撮った珍しくも人畜無害のドタバタコメディ。
藤竜也、近藤正臣、中尾彬らベテラン役者らによる老人讃歌。

縁あって試写舞台挨拶に行ったのです。
もう5年テレビを観てないオレとしては馴染みの役者さんの老け方にびっくりすると同時に
時の流れを感じました。。。
「太陽にほえろ」の殿下がジジイなんだもんなあ。。。
個人的には「白い巨塔」リメイク版の大河内教授役の役者さんが出てて何となく嬉しかった。

毒にも薬にもならぬお気楽な1本。

あ、、、一つ印象に残った事、、、、
劇伴音楽がコメディ風ではなくシリアス風だったのが、、、うむ、なかなか。。。


https://www.youtube.com/watch?v=LD3QMXxlrcA


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