「ホテル・エルロワイヤル」

2018年アメリカ
原題：Bad Times at the El Royale
日本劇場未公開　DVDのみ

カリフォルニア州とネバダ州の境界線上に立地する由緒あるホテル。
近年は誰も来ないようなさびれたホテルに現れた訳ありな老若男女たち。てな話。

観てるうちに解ってくる当時のアメリカ。
うむ、ブラックだねえ。60年代末のアメリカくくり。

登場人物がみんないい感じにキャラ立ちしてて思わず検索かけまくったよ。
2人組美人姉妹、特に妹が可愛くて怖ええ、今後が愉しみだね。

歌手役の黒人のおねえさん、やたらと生歌シーンあるんだけどオール吹き替え無しだそうな。
ミュージカル女優さんらしくて来日ライブも！

そしてこの作品は音楽リスペクト多し！
ディープパープルの「ハッシュ」があんな使われ方してるとは！

監督はあの「キャビン」の人かあ！
今回の作品、あと一歩というか、、もっとパンチがほしいところですな。
次回作は思いっきり爆発してほしいものです。

けっこう世間的には悪評が多いみたいだけど個人的にちょいとツボにハマった1本。

https://www.youtube.com/watch?v=U30AOnuIJW4&t=12s
予告編秀逸！

「死体が消えた夜」

2018年韓国
原題： 韓: 사라진 밤 [消えた夜]、英: The Vanished

完全犯罪を企んで毒殺した妻の死体が消えるなどの不可解な出来事によって追い詰められていく大学教授の話。
タイトル通りのサスペンスホラー。

犯人側の視点で描かれ、ちょいとユーモアのあるとぼけた刑事がトリックを暴いて犯人を追いつめていく。
ん？これってなんか、、、古畑任三郎ぽいなあ、と思ってみてたら、、、
後半、がらっと状況も雰囲気も変わって、おおお！って。。。

でも、、ん？なんか知ってるストーリーだな、と思ってたら、、、
2012年のスペイン映画『ロスト・ボディ』のリメイクでした。

なんか韓国タッチになってるから印象が違って新鮮な気持ちで観れた。

https://www.youtube.com/watch?v=frqCMvMMjBs

「日日是好日」

2018年日本

樹木希林演じるお茶の教室に通う女子大生の日常を描く。

ただひたすら樹木希林が主演の黒木華にお茶の作法を教える映画。
なんかね、、観てるうちに自分も教えてもらってる気分になる。

どのジャンルもそうだろうけど極めようと思えば思うほど
それがとても難しくもあり面白くもあり
ただひたすら打ち込むと結果的に時を経て身に付いてくるということですな。

何処にでも居るような女の子が頑張るの図。
なにか特別な事件が起こるわけでもないのに成立する作品。
やっぱり樹木希林の存在と黒木華のがんばりが実を結ぶ、、、
つまりは大森立嗣のナイスジョブって事だと思う。

たまにはこんな作品もいいね
エンタメというか表現はお茶と同じく奥が深いと思わされる。
日々、何かに追われる人々におすすめの1本。

https://www.youtube.com/watch?v=ItnysMt_cBw

「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」

2018年日本

筋ジストロフィーにかかりながらも自らの夢や欲に素直に生き、
皆に愛され続けた実在の人物・鹿野靖明さんと、
彼を支えながらともに生きたボランティアの人々や家族の姿を描いた人間ドラマ。

重たい内容だからこそ暗くならないように配慮された創り。
大泉洋が主演は正解。タイトルも正解。
先が全て読める展開だけどこの手の作品はこれはこれでいいと思う。

個人的にも障害者の友人や人々の付き合いもあって興味深く観た。
現実はなかなかいかんともしがたい事は沢山あるが
こういう作品を通して健常者が障害者の事を知るということがまずは大事だと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=hbQf-qh6678

「インサイド」

2016年 スペイン・アメリカ
原題： Inside

妊娠中の妊婦を襲う謎の女。
2007年のフランス映画『屋敷女』のリメイク作品サスペンス。

女同士でやり合うってなかなかエグイよなあ。
ましてや腹が臨月だとさらにハラハラ、、、まあ、そこが狙いなんだろうけどな。

オチは、、まあ、なるほど、、、ってね。
オリジナル版はエンディング違うそうな、、うむう、気になるなあ。。。

女は強し、母はさらに強し！な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=ZOLkZpmoYo0