「A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー」

2017年アメリカ
原題：A Ghost Story

自動車事故で死亡した一人の男が白いシーツを被った幽霊に姿を変え、
未亡人となった自分の妻を見守る話。

もっとドラマチックな話なのかな、と思ってたら、ただひたすら坦々と。。。
とにかく長尺のカットが多い。セリフもほとんどないし、登場人物も基本2人。
観る人によってはたいくつなつまらん作品なんだろな。
自分的にはツボ。じわじわグッと来るのよ。
哀しいって感じの物語ではないんだけど、なんか泣けてくる。。

なんか、手塚治虫に近いものを感じる。
火の鳥とかね。そこまで大きい感じでもないけどね。

人に勧められるかどうかはその人次第。
少なくとも自分にとっては大事な1本になりそうな気がします。

https://www.youtube.com/watch?v=-_WiLMk-L1k

「長いお別れ」

2019年日本

認知症を患う父親とその家族の姿を描いた話。
ウチのおふくろの認知症がどんどん進んでいる昨今、人ごとじゃない気持ちで観た。
そうそう、そうなんだよな、、、とか、、、いや、そこはそうじゃないだろ、、ってね。

認知症の家族がいるって、、深刻になればなるほど、いくらでもつらくなるのよ。
だから、、ちょいと笑い話にするくらいがちょうどいいのだ。
この作品はそういう意味でちょうどいいさじ加減かもしれない。
「モリのいる場所」に引き続きボケ老人がハマってる山崎努がナイスジョブ！

https://www.youtube.com/watch?v=lG0_VKIk5Cs

「ダブル・サスペクツ／ルーベ、嘆きの光」

2019年フランス
原題：Roubaix, une lumière／Oh Mercy!

ベルギー国境に近いフランス北部の小さな町ルーベで起きた殺人事件の話。
貧困が故の治安の悪い街、この街出身の監督が手がけたそうな。

特に特筆する事もない地味な作品なんだけど、、、
オバマみたいな黒人署長が容疑者を追い込んでいく様は面白かった。
なんか、妙にリアル。警察の取り調べってこんなもんなんだろうな、、、って。

貧困が犯罪の理由はもちろん許されることではないが、、、
疲弊した人間の心になんか空しい気持ちにさせられる1本。

https://www.youtube.com/watch?v=oLRxvudcOQ4

「見えない目撃者」

2019年日本

目の見えない元警察官が視覚以外の感覚を手掛かりに、
女子高生連続殺人事件を追うクライムサスペンス。
2011年の韓国映画「ブラインド」、それを中国が2015年にリメイク。
で、さらに日本リメイク。

中国版との違いを愉しみに観た。
キレイなお姉さんとイケメン若者、いまいちやる気のない刑事、、
設定はほぼ一緒。
展開は被るところもありつつちょいちょい変更。
キャスティングで犯人分かっちゃうんだよなあ。。なんだかなあ。

中国版は派手にエンタメ。日本版は地味にリアリティってとこかな。
結局、イケメンウリみたいなところもあるわけだから中途半端な感じがおしいね。
なんだかんだで中国版に軍配かな。

https://www.youtube.com/watch?v=HmHIgx3Tl8A

「RBG 最強の85才」

2018年アメリカ
原題：RBG

85歳でアメリカの最高裁判所の判事を務める、
RBGことルース・ベイダー・ギンズバーグに迫るドキュメンタリー。

全く知らなかったんだがただ者じゃない感じのおばあちゃんですな。
日本だと誰になるんだろうね。黒柳さん？寂聴さん？うーん、なんか違うなあ。

ホントにドキュメンタリーだけで成立してるってところがスゴイ1本。

https://www.youtube.com/watch?v=OQtSqk-epOs