「命みじかし、恋せよ乙女」

2019年ドイツ
原題：Kirschbluten & Damonen

今までも日本を舞台にした作品を撮ってきたドイツ人女性監督ドーリス・デリエの作品。
樹木希林の遺作ということで観たんだけど、、出来に対する突っ込み満載。
ただね、、、日本に対する敬意や愛は伝わる。ちょっと勘違いしてる部分もまあご愛嬌。
黒澤監督に対するリスペクトも随所に。。。

樹木希林のベストワークではもちろんないけれども、無くなる2ヶ月前に撮った最後の作品だと思うと
かなり感慨深い。

樹木希林さん、、沢山の作品をありがとう。
長い事お疲れさまでした。

https://www.youtube.com/watch?v=wusT7vHcJQI

「アルキメデスの大戦」

2019年日本
英題: The Great War of Archimedes

菅田将暉主演の漫画原作の戦争映画。
軍艦建造の不正をあばく為に奮闘する数学者の話。

戦争映画というよりはクライムサスペンス的なんでエンタメだなと思ってたら、、、
最後にどんでん返しというか戦争の不条理が描かれて納得。
戦争映画は後味悪くないとね。

御馴染みのおっさん役者だらけの中でも田中泯さんはかなり存在感あったな。
で、安定の柄本佑。坊主頭ばっちり。

え？舞台化して今年の夏シアタークリエで公演の予定だったのが
コロナで全公演中止？
う、、それは観たかったな。。。

https://www.youtube.com/watch?v=jGhRxsYaYvM

「国家が破産する日」

2018年韓国
原題：국가부도의 날

1997年に韓国を襲った国家破産の危機（IMF経済危機）を
描いたシリアスな社会派映画。

前にも書いたけど、、日本と韓国はよく似てるし、近年はさらにより似てきてる。
韓国は日本化してるし、日本は韓国化してる、、良いところも悪いところもね。
この映画を見て改めてそう思った。

この作品は国家の酷さの告発でもあるのだが、、まさしく現在、我が国も人ごとではない。
同じアジアで似た者通しの小競り合いをしてる間にお偉いさん達の悪行に国家が崩壊してしまうかもね。
シャレにならぬ1本。

https://www.youtube.com/watch?v=Sh0wGHv30aw

「旅のおわり世界のはじまり」

2019年日本・ウズベキスタン・カタール

主演前田敦子のウズベキスタンオールロケ作品。
日本のテレビバラエティ番組のクルーと共に取材のためにウズベキスタンを訪れた女性レポーターの役。
監督・脚本は黒沢清。
思えば「Seventh Code」も前田敦子主演黒沢清監督の海外ロケ作品でしたね。
まさしく前田敦子の為の作品。歌も歌うし。

でも、なんで「愛の讃歌」だったんだろ？
まあ、持ち歌ではないとは思うが、、
他にぴったりな曲があったんじゃないか、、と個人的に思う。

https://www.youtube.com/watch?v=hrKipTO6lF4

「イソップの思うツボ」

2019年日本

「カメラを止めるな！」の上田慎一郎監督を中心とした製作スタッフが再結集し
上田監督と「カメ止め」助監督の中泉裕矢、スチール担当の浅沼直也が3人で共同監督・脚本を務めた作品。

出来はともかくひと味違う空気感。
既成のシステムに頼らず新たな面白いものを創ろうとする姿勢は買いまする。
今後に期待！！

https://www.youtube.com/watch?v=1_38T1w7iC0