「ブラックバード 家族が家族であるうちに」

2019年アメリカ・イギリス
原題：Blackbird
上映時間：97分　　　

治らない病を患った女性が安楽死を決意して娘ら家族や親友を自宅に呼んで
最期の晩餐をする、、というヘヴィーな家族ドラマ。
監督はロジャー・ミッシェル。出演はスーザン・サランドン、ケイト・ウィンスレット、ミア・ワシコウスカ。

安楽死の是非は人それぞれだが、自分的にはこの主人公の気持ちは理解出来る。
でも、ネットを観ると世間はそうでもないみたいだね。
そういう価値観次第でこの作品の評価も変わってくるのかもしれない。
ツラくとも悲しくとも、こういう希望の持ち方もあるんだと自分は思うんだけどね。

思わずそれぞれの登場人物を自分に置き換えてしまう作品。
観る人によって刺さるか刺さらないか差が出るであろう1本。

https://www.youtube.com/watch?v=vVe1Ti5itoQ

「ローラーコースター！」

2013年韓国　　日本劇場未公開
原題：롤러코스터／Fasten Your Seatbelt
上映時間 93分

日本から韓国へ飛ぶ飛行機の中での乗客、乗員のドタバタコメディ。
監督はハ・ジョンウ。出演はチョン・ギョンホ、ハン・ソンチョン、キム・ジェファ、キム・ギチョン。

まだ観てないマ・ドンソク出演作という事で鑑賞。
まだ細くて無名の頃のちょい役でした。
それはそれとして、、ドタバタお気楽なB級コメディなんだけど、、、なかなか面白い！！！
思いっきり楽しませていただきました。

監督、脚本は、、、ええ？！人気俳優のハ・ジョンウ？！！！やるなあ！！！
って事で検索かけたら2015年の「いつか家族に」も彼が監督なんだね。
もっと監督作も観たいもんです！

https://www.youtube.com/watch?v=50v5h3qSE5M

「白い牛のバラッド」

2020年イラン・フランス
原題: قصیده گاو سفید‎, 　Ghasideyeh gave sefid　Ballad of a White Cow
上映時間 105分

夫を殺人罪で死刑で亡くした未亡人が後に冤罪だったと知り、、てなシリアスドラマ。
監督はベタシュ・サナイハとマリヤム・モガッダム。出演はマリヤム・モガッダム、アリレザ・サニファル、リリ・ファルハドプール。

白い牛とは、冤罪で犠牲になった人たちのことだそうな。
「悪は存在せず」といい 厳格な死刑制度が維持され死刑執行数が飛び抜けて多いイランならでは。
ラストはアメリカ映画ではこうはならないだろうな、、ってオチ。
まあ、映画はエンタメというよりメッセージだという色がはっきりしている作品。

ツラくとも目が離せない1本。

https://www.youtube.com/watch?v=lMRB5uCcY_g

「ゾッキ」

2021年日本　　
上映時間：113分

大橋裕之の漫画作品集『ゾッキA』『ゾッキB』の中から複数の短編を抜粋・再構成した映像化。
監督は 竹中直人、山田孝之、齊藤工、、山田は初監督作。
出演は松田龍平、吉岡里帆、鈴木福、満島真之介、柳ゆり菜、森優作、竹原ピストル。

愛知県蒲郡市の町おこしの目的で作られた作品。
蒲郡市を舞台に様々な人々の群像劇。
ちょっとシュールなカラーもあって賛否は分かれる所だけど
個人的には後でジワジワ来る味のある作品だと思う。

いろんな役者が出演してるけど、安藤政信や中村達也らがアップもなくちょい役で出てるのがビックリ。
Chaboさんの曲が使われてたりするのは竹中さんのオファーだと思うけど、、
何気に力の入った有りそうで無い、、興味深い1本。

https://www.youtube.com/watch?v=ikG67mKU5H4

「裏ゾッキ」

2021年日本　　
上映時間：分

「ゾッキ」のメイキングドキュメンタリー作品。
監督は 篠原利恵。出演は3人の監督や役者達、蒲郡市の人々。

蒲郡市のスタッフの姿を中心に監督、役者、様々な人々の熱意を切り取った。
メイン話以上に復帰後初出演のピエール瀧をマスコミからみんなで守るエピソードや
お笑いの 九条ジョーが渾身の頑張りを魅せるシーンはなかなかグッと来る。
後半はコロナ禍での映画上映の苦労話。
いやあ、ホント気持ち1つで頑張ってきた関係者の姿に頭が下がります。

やっぱ映画はチームワークというか作り手の熱意は大事だな、と改めて認識する1本。

https://www.youtube.com/watch?v=eXJyn0u2eBw