2022年日本 |
上映時間 115分 |
照明スタッフを生業とする青年とタクシードライバーの女性。 |
話はふたりが別れてしまった後から始まり、時が巻き戻されていく、、てなラブストーリー。 |
監督、脚本は松居大悟。出演は池松壮亮、伊藤沙莉、國村隼、河合優実、永瀬正敏。 |
恋愛話あるある、、しかも映画的に劇的な展開ではなく、誰もが経験するような話。 |
さりげない小ネタがお見事なんだよねえ。 |
だからこそ刺さる人は多いと思う。うん、胸が締め付けられるね。 |
現実はそれほど大した事も無くそれぞれにとっては尊いんだよなあ。 |
その辺によくあるような恋愛をこんなドラマティックに表現出来る手腕は素晴らしい。 |
この作品のきっかけにもなった懐かしの映画「ナイトオンザプラネット」 |
改めてその背景を考えると、、さらにジワジワくるよなあ。 |
地味におすすめな1本。みなさん自分の恋愛遍歴を懐かしみながら楽しんでくださいませ。 |
愛だろ?愛。。。 |
映画『ちょっと思い出しただけ』予告 |
2021年アイスランド・スウェーデン・ポーランド |
原題:Lamb |
上映時間 106分 R15+ |
アイスランドの山間に住む羊飼いの夫婦のところの羊から、 羊ではない何かが産まれて、、、 |
てなホラー?ファンタジー?な物語。 |
出演はバルディミール・ヨハンソン、長編デビュー作。出演はノオミ・ラパス、ヒナミル・スナイル・グブズナソン、ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン。 |
美しいアイスランドの景色と暗い不穏な空気感。 |
特に激しい展開もなくシンプルに坦々と話は進む。 |
オチはそこですか。。うむむ、、それ以上でもそれ以下でも、、、。 |
もう一声のオチがほしいところ。結局、出オチなコンセプトになってるのが勿体ない。 |
どうやらキリスト教絡みの意味合いがあるようです。なんか「マザー!」を思い出したのよ。 |
ものを言わない動物達の表情が何かを語る、、見透かされてるようで怖い。。 |
ほとんど語らずに感じさせる、まさしくA24らしい不穏でシュールな、お伽噺な1本。 |
羊から産まれた得体の知れない“何か”…映画『LAMB/ラム』日本版予告編 |
2021年韓国 |
原題:새해전야 /New Year Blues |
上映時間 114分 |
クリスマスから年越しまでの7日間にそれぞれ人生のターニングポイントを迎える4組のカップルを描いたロマンティックコメディ。 |
監督はホン・ジヨン。出演はキム・ガンウ、ユ・インナ、ユ・ヨンソク、イ・ヨニ、イ・ドンフィ、ヨム・ヘラン。 |
最初は無関係なそれぞれのカップルが最期は綺麗に繋がるという「ラブアクチュアリー」的な物語。 |
うまく丸く収まるのも映画の醍醐味の1つ。ひねくれ者のオレでもたまには良いよね。 |
ところで韓国映画も一昔前と違って近年は若者を題材にした作品が普通に多い。 |
名前が覚えられないのは仕方ないとして、男女とも顔が似てて登場人物の違いが解らなくなって |
混乱してしまうのはどうにかならないものか。。。 |
って、、、いかにも自分が老化劣化したのを再認識しちゃうのよね。泣 |
それぞれの人生、それぞれが主役。幸アレ!な1本。 |
映画『ニューイヤー・ブルース』12.10(金)公開|予告 |
2013年日本 |
上映時間 128分 |
「謝罪師」を生業とする男が、様々な事件を謝罪のテクニックを駆使して解決していく姿を描いたコメディ。 |
監督は『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』の水田伸生。脚本は宮藤官九郎。 |
出演は阿部サダヲ、井上真央、竹野内豊、岡田将生、尾野真千子、高橋克実、松雪泰子。 |
いやあ、笑わせていただきました。やっぱクドカンは天才やね。 |
クドカンがスゴイのか、世のお笑いの能力が低すぎるのか、、その差は歴然。 |
クドカン、阿部サダヲ、水田伸生の組み合わせ最強! |
しかもちゃんと手間も予算もかけてる感じ、面白くないわけがない!!! |
これは『なくもんか』も観るしかないな! |
謝罪の王様 予告 |
1962年イギリス・アメリカ モノクロ |
原題:Lolita |
上映時間:152分 |
未亡人宅に住む事になった中年男がそこの10代の少女に恋して人生を狂わせていくという |
ウラジーミル・ナボコフの同名小説の映画化。 |
監督はスタンリー・キューブリック。出演はジェームズ・メイソン、スー・リオン、シェリー・ウィンタース、ピーター・セラーズ。 |
いわゆるロリータコンプレックスの語源になった作品。 |
衝撃的な内容と聞いてドキドキしながら観たが、、意外と肩すかし。 |
実は当時はいろいろ検閲が厳しくて原作とかなり違ってるらしい。 |
今だったら、、果たしてどうなんだろ?やっぱりそこは厳しいか。。。 |
モノクロ作品だけど、男より女がタバコを吸うシーンが多いのが意外と言えば意外。 |
個人的には少女よりも大竹しのぶみたいなお母さんの人間クサイキャラがナイス!でした。 |
スケールが大きな作品が多いキューブリックのちょいと珍しい方向性の1本。 |
Lolita 1962 Trailer ESP (unofficial) |