2009年アメリカ |
原題:Inglourious Basterds |
上映時間:153分 |
第二次世界大戦中のドイツ国防軍占領下のフランスにて、ナチス撲滅を図る組織と |
家族を皆殺しにされたユダヤ系の女性と凄腕のナチス親衛隊大佐らが絡み合うドラマ。 |
監督、脚本はクエンティン・タランティーノ。出演はブラッド・ピット、クリストフ・ヴァルツ、マイケル・ファスベンダー、イーライ・ロス、ダイアン・クルーガー、ダニエル・ブリュール、ティル・シュヴァイガー、メラニー・ロラン 。 |
もうね、結論から言うとお見事!面白い! |
別にタランティーノに思い入れはないんだけど、、流石!としか言いようが無い。 |
遊びはあるのにムダが無い。シリアスだけど漫画的。誇張されても無い無いという訳でもない。 |
もう、最期までダレずにタランティーノワールド愉しませていただきました。 |
役者さんらもみなさんお見事!ナイスジョブ!これも監督の手腕は大きいだろねえ。 |
キャラ立ちまくってるけど邪魔しないどころか、、です! |
戦争映画は基本胸糞悪くないといけない!と思ってるんだけど、、 |
たまにはこんな作品のようにエンタメとして魅せる戦争映画もありだな、、と思わされた1本。 |
『イングロリアス・バスターズ』予告編 |
2022年日本 |
上映時間 139分 |
日本一不器用な男・ヤスと愛する妻の忘れ形見の息子との人生讃歌ドラマ。 |
監督は瀬々敬久。出演は阿部寛、北村匠海、薬師丸ひろ子、安田顕、麻生久美子、大島優子、麿赤兒 。 |
昔ながらのベタベタな下町人情ドラマ過ぎて、最初はちょっと、、って感じだったんだけど、、 |
後半は段々入り込む事が出来てすっきりしました。 |
阿部ちゃんは演技に問題があるわけでもなくそのキャラで何やっても阿部ちゃんなんよね。 |
そこを超えてる安田顕ってなんかスゴイよなあ。締めるとこはしっかり締めるし。。。 |
薬師丸ひろ子はそのままでのニーズ。いやあ、イイお母さん女優になったよなあ。 |
こうなったら外道な役も観てみたいものですが、、、笑 |
で、麻生久美子って未だにマドンナ的な役、、ってこれもスゴイよなあ。。。 |
亡き父に感謝する優しき1本。 |
『とんび』本予告 |
1990年フィンランド |
原題:Tulitikkutehtaan tyttö/The Match Factory Girl |
上映時間:70分 |
マッチ工場で働いて母と養父を養う健気な少女が、 親とケンカした勢いでディスコへ、、 |
そこで知り合った男と一夜を共にして、、てなドラマ。。 |
監督、脚本はアキ・カウリスマキ。出演はカティ・オウティネン、ヴェサ・ヴィエリッコ、エリナ・サロ、エスコ・ニッカリ、シル・セッパラ 。 |
ストーリーとしてはよくあるYSP話。ヤリ捨てポイ、、です。 |
確かに男が酷くて、女の子は可哀想なんだけど、、、 この男もそれほど悪いヤツでもなく、、、 |
女の子もウブというか勘違い系自爆少女だし、、、 |
地味で暗くて感情移入も出来ぬまま怖い展開に、、うむむ、恐るべし。 |
これは国によっても、男か女かでも観る人の立場で捉え方は変わるかも。。 |
それこそがこの社会派監督の意図するものなのかもね。。。 |
貧乏が全部悪いのかっ?!!いやいや、、それは、、、 |
カラーなのにモノクロなイメージの沈んだ空気感の1本。 |
Tulitikkutehtaan tyttö (1990) |
2022年アメリカ |
原題:Dual |
上映時間:95分 |
余命を宣告された若き女性が残された家族の為に 自分のクローンを作ったが、、 |
病が完治したという事でクローンと対立するという近未来SF。 |
監督、脚本はライリー・ステアンズ。 出演はカレン・ギラン、アーロン・ポール、クリス・グンメルス、ビューラ・コアレ、テオ・ジェームズ。 |
ポスター詐欺。アクションウリのエンタメSFかと思いきや、坦々と静香に進行する暗い不穏系。 |
まるでヨルゴス・ランティモス監督のシュールで笑えないコメディを観てるような感じ。 |
ラストも後味悪し。。ラストクレジットもいたたまれない空気感。恐るべし。 |
ちなみにほとんどSF色は無いのでSFファンは要注意。 |
『デュアル』本予告 |
2021年日本 |
上映時間 146分 |
園子温監督のワークショップに残った無名役者51名全員を 出演させる為に書き下ろした |
映画製作の絡む青春群像劇インディーズ作品。 |
監督、脚本、編集、音楽は園子温。 |
出演は藤丸千、黒河内りく、モーガン茉愛羅、上地由真、縄田カノン、鈴木ふみ奈、藤田朋子、田口主将、吹越満、渡辺哲、諏訪太朗。 |
出演女優らにセクハラ枕をやらせてたという告発の直前に作った作品。 |
「主演女優のほとんどやった」発言もあって、、おいおい、この子達?って下世話な鑑賞になっちまった。 |
テンション上げて自分を解放せよ!的な演技だらけ、、、 |
素人にそれやらせるとセリフ聴き取れなくなるな、、という現象。 |
音声さんの苦労が偲ばれます。。。 |
まあ、なんだかんだ言ってもこんなイカレタ映画撮れるのも彼なわけで |
罰は罰として受けるべき、、だけど、この後の作品がどう変化していくかも |
ちょっと興味津々なイカレ映画ファンでございます。はい。 |
『エッシャー通りの赤いポスト』予告編 |