1996年デンマーク映画。
奇才ラース・フォン・トリアー監督作品。
事故で寝たきりになった男が最愛の妻に
「他の男と寝ろ。それが自分が生きていけるリアリティだ」
、、、てな話。。。。
果たして、、、これは究極の愛か?否か?
哀しく凄まじいお話。
トリアーにしては素直に撮ってる映画だな、、、と思ったが、、、
やっぱり、、、一筋縄ではいかない。
改めて考えてみれば彼の作品の主演女優が優秀すぎる。
この作品の主演エミリー・ワトソンはこれがデビュー作というから驚き。
「ダンサーインザダーク」のビョークにしてもそうだ。
出てくる主人公はみんな愚かで痛々しくて神々しい。
追いつめて追いつめて凄い能力を発揮させる。
さすがのひねくれドS監督だわ。
それからすると、、、「ドッグウィル」のニコールキッドマンは凡人だわ。
同じ方向性でも他の女優らに比べればまだまだ薄い。
まあ、、、だからハリウッドで売れっ子なんだろーけどね(笑)
この作品、個人的に手放しで受け入れられないところが二つ。
一つはラストカット。
あれはねーだろ?トリアーらしくもない。
つーか、、、ヤケクソか?
確かに賛否両論だけどね。。。
もう一つは音楽。。。
自分が好きなロック曲をただ流してるんじゃねーよ。
やっぱりこの手の映画に音楽はいらない。
彼の選曲はオレの好みと一致。
エルトン、パープル、プロコルハルム、、、
やっぱりどこか価値感が一致するのはそこも大きな要素かもね。
あと、、、「愛」がテーマだけど、、、
「宗教」「精神疾患」らも大きなテーマ。
いろいろ考えさせられます。
「愛」って凄いね!で終わる話ではないと思う作品。。。
予告編。パープルかよ。。。
11.07.30