「最低。」

2017年日本

夫とすれ違いや病床の父の介護に疲れた日々からAV女優へ足を踏み入れる平凡な主婦。
母親との確執を抱える人気AV女優。
元A女優の母に翻弄される孤独な女子高生。
その3人が主人公。くくりはAV女優。

みなさん体当たりのナイスジョブ！
ピンク映画出身の瀬々敬久監督も流石の仕事ぶり。

最初は3人の主人公女性らが正直ブサイクにしか見えなかったが（失礼）
段々、綺麗になっていく様がスゴイ。
計算づく？だよね？いやはや参りました。

男もツライが女もツライ1本。

https://www.youtube.com/watch?v=SpL8brvhLtc

「BPM ビート・パー・ミニット」

2017年フランス
原題：120 battements par minute

1990年代初めのパリを舞台に、
エイズにまつわる差別や不当な扱いに抗議する活動家たちを描いたヒューマンドラマ。

ゲイ、エイズ、、、偏見と病気との闘い。
生々しくてドキュメンタリー観てるようだった。
やたら常軌を逸した発言や行動も切羽詰まった者達のリアルなんだと解釈。

ゲイカップルの濡れ場もなかなかの生々しさでした。

はっきりしたメッセージを感じる1本。

https://www.youtube.com/watch?v=xooJfZIyEpk

「ウインド・リバー」

2017年アメリカ
原題：Wind River

雪山で発見された若い女性の遺体の謎を追うハンター男とFBI女。

サスペンスの中に遺族の哀しみ、居住インディアンの迫害、男の友情、、、
などが丁寧に描かれる。

九州生まれ育ちの自分としては雪山の過酷さは想像でしかないのだが
そこに生きるっていうのは文字通り命をかけて生きるんだな、、、と、、、

久しぶりに真摯な気持ちになった1本。。。

https://www.youtube.com/watch?v=ZVuBuQcuFOI

「7号室」

2017年韓国
原題：7호실／Room No.7

倒産寸前の個室DVD店を経営するうだつの上がらない男が巻き込まれる事件。

コメディなのかサスペンスなのか微妙なタッチ。
つかみ所が無い印象。解りやすいのがウリの韓国映画にはちょいと異色かもね。

どーでもいいけど、、主人公がどうしても大泉洋に、バイトの子がゆずのちっこい方に見えてしまう。

まあ、、みんな日々必死で生きてるってことで、、、な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=zcwLCPUCuhk

「悪と仮面のルール」

2018年日本

玉木宏主演のサスペンスもの。

なんか仰々しい割には、なんだかな、、、って突っ込みどころ満載。
言っちゃなんだけど、、子役の女の子が可愛くないのはどういう経緯なんだろ。。

音楽系の監督らしくてラストの音楽ありきは良いんだけど、、
全体的に台詞聞こえないのはちょっとねえ。。。
映像はいい感じ。

主演のお二人のラストの熱演は良かったがそれ以外は、、、うむむ。
とにかく中村達也がハマり役、、その辺の役者より断然ナイスジョブ！
で、、、柄本明もお見事！ヤナ感じは天下一品ですな。

いまいちだけどちょいと収穫も無くはない1本。

https://www.youtube.com/watch?v=nF9XVYwW0Sw