| 2022年 日本 |
| 上映時間：99分 |
| 耳が聞こえない元プロボクサー・小笠原恵子の自伝『負けないで！』を原案にしたドラマ。 |
| 今回の題材が合っているのと回数制限があるフィルムを選ぶことでフレッシュな状態で撮影できると考え16ミリフィルムが使用された。 |
| 監督、脚本は三宅唱。出演は岸井ゆきの、三浦誠己、松浦慎一郎、佐藤緋美、中原ナナ、渡辺真起子、中島ひろ子、仙道敦子、三浦友和。 |
| ボクシング映画はリアリティが重要。役者としても出演してる松浦慎一郎がボクシング指導・監修も行った。 |
| 主役はもちろん役者みなさんのボクシング準備は相当頑張った事が伺える。 |
| 劇伴すら一切無しの直球勝負の作品。 |
| もうそれだけで伝わる。その熱意に圧倒されました。 |
| いやあ、今時の人気者役者だったらこうはいかなかったでしょうね。 |
| 関係者のみなさんお疲れさまでした。 |
| ストイックで硬派。作り手の誠意が伝わる1本。 |
| 『ケイコ 目を澄ませて』本予告 |
| 2015年エストニア |
| 原題：1944 |
| 上映時間：100分 |
| 1944年に同じエストニア人でありながら、ナチス兵と ソ連の赤軍兵士に分かれて |
| 戦わざるを得なか った人々を描いた戦争映画。 |
| 監督はエルモ・ニュカネン。出演はカスパール・フェルベルク、クリスティアン・ウクスクラ、マイケン・シュミット、アン・リーマン、マルト・パイアス。 |
| 前半と後半に分けた構成で、主役も入れ替わる特殊な構成。 |
| 作品としては地味にじわじわと進んでいくんだけど、、、 |
| 同じ出身国同士で闘い殺し合う悲劇。これはなかなかにシンドイ。 |
| 殺し合いを大義名分で正当化するのが戦争ではあるが、、 |
| この作品はより戦争に勝者無し！が沁みる。全ての人々が不幸。 |
| 現在の総人口が100万人のエストニアという国。 |
| こんな哀しい歴史があったとは、、1つ勉強になりました。 |
| 『１９４４／独ソ・エストニア戦線』 公式予告 |
| 2017年韓国 |
| 原題：소공녀／Microhabitat |
| 上映時間：106分 |
| 一杯のウイスキーとタバコを糧に暮らす貧乏女子が物価高で家賃を払えず、、 |
| 友人宅を訪ね歩くという家なき子放浪記的人間ドラマ。 |
| 監督はチョン・ゴウン。出演はイ・ソム、アン・ジェホン、チェ・ドンムン、キム・グクヒ、イ・ソンウク。 |
| 美人じゃないけどなんとなく愛嬌のある主人公がイイ感じ。 |
| 若い頃一緒にバンドやってた仲間達の現在の家を訪ねる、、という事なんだけど、、、 |
| 金に困ってないから幸せだとは限らない、、って、、解り易く描かれてて、、 |
| つーか、、なんだかんだでみんなそれぞれいろいろ問題や悩みを抱えてるんだよね。 |
| まあ、人生いろいろ。何が幸せ？って作品。 |
| 人生の優先順位は人それぞれ、、と自分は解釈した。 |
| ラストのオチ、、これをどう解釈するかは人それぞれなんですよねえ。 |
| え？これってインディーズ？女性監督？いやあ、素晴らしい！！！ |
| さりげなく力抜けつつ、ちょいと切ない、愛すべき1本。 |
| 『小公女』予告編 |
| 2006年 日本 アニメ |
| 英題：PAPRIKA |
| 上映時間：90分 |
| 原作は筒井康隆が1993年に発表した長編SF小説『パプリカ』。 |
| 他人と夢を共有できる画期的な装置の発明を巡って、 |
| 悪夢を見させる夢のテロリストと、夢探偵「パプリカ」の戦いを描く劇場版アニメ。 |
| 監督は今敏。声の出演は林原めぐみ、江守徹、堀勝之祐、古谷徹、大塚明夫、山寺宏一、田中秀幸、こおろぎさとみ。 |
| 自由自在トリッキーな悪夢映像。まさしくこの奇想天外な世界はアニメならでは！ |
| これって原作でどこまで表現してるんだろう、、あくまで映像ありきだもんね。 |
| 細かいディティールから全てが、今敏監督、これぞ天才！なんでしょう。 |
| ちなみに実兄はかの有名なギタリスト今剛だって！いやあ、びっくり！ |
| 今回観てて改めて思ったのは、、今をときめくクリストファー・ノーラン監督。 |
| 間違いなくノーランはこの作品の影響を受けてるよね。いやあ、スゴイ！ |
| 残念ながら2010年に亡くなってる今敏。 |
| これの次の作品も観てみたかった。。。 |
| パプリカ(アニメ映画) 予告編 |
| 2022年 日本 |
| 上映時間：107分 |
| 主人公の古本屋店長に告白する女子高生。主人公の片思いの女性。 |
| それらが絡み合うスクランブル恋愛物語。 |
| 監督は城定秀夫。出演は瀬戸康史、さとうほなみ、河合優実、中島歩、向里祐香。 |
| 今泉力哉と城定秀夫、２人の監督が互いに脚本を提供し、R15+指定のラブストーリーとなる劇場映画を監督する企画として製作された作品。 |
| 日常よくある話なのにちょいと展開がイレギュラーなのが興味深い。 |
| すれ違いの人間模様。で、みんな利己的。 |
| 確かに映画より現実の方が先がよめないものかもね。 |
| 愛とは心なのか？体なのか？結局、女の方が一枚上手！恐るべし！ |
| 個人的には飯島大介さんが出演してるのがちょいと嬉しい1本。 |
| 『愛なのに』予告編 |
