『博士の愛した数式』小川 洋子著
本では、家政婦が語り手となっていましたが、映画では学校で数学を教える立場となった息子ルート√が、生徒たちに博士の思い出を語る場面から始まっていました。
「ルート√はどんな数字でも嫌がらず自分の中にかくまってやる、実に寛大な記号だ」と言って息子の頭を撫でる博士。
家政婦の誕生日2月20日(220)と博士が大学時代論文で学長賞を獲った時にもらった時計の裏に刻まれた(No.284)が友愛数であると、広告の裏にそれぞれの約数の和の計算をさせ見守り、終え「・・・神の計らいを受けた絆で結ばれ合った数字なんだ。美しいと思わないかい?・・・」と嬉しそうな博士。 けれど博士の記憶は80分しか持たないので、同じような会話はこの後何度も繰り返されることになりますが・・・
阪神、特に江夏の大ファンである博士。 その江夏の背番号は完全数「28」
数学は大~大~~大~~~の苦手な私ですが、数字が美しいものだと思わせてくれる?ものです。 ですから又、本棚に戻しました。
博士の記憶には残らなかった筈なのに長く交流が続いたのは、数字のチェーンが繋げていたのかも・・・⛓⛓⛓