あんな・こんな

観たり、聴いたり、感じたり・・・あんな・こんなを綴ります。

Memories of cinema 2020 8月

2023年11月24日 19時29分55秒 | 映画鑑賞

2020年映画鑑賞🎦のつづき( ^ω^)・・・

 

8月鑑賞🎦 1本目 Total-12本 大阪ステーションシネマにて・・・『海辺の映画館 キネマの玉手箱』 
大林宣彦監督が20年ぶりに故郷・尾道で撮影し、無声映画・トーキー・アクション・ミュージカルと様々な映画表現で戦争の歴史をたどったドラマ。 尾道の海辺にある映画館「瀬戸内キネマ」が閉館を迎えた。 最終日のオールナイト興行「日本の戦争映画大特集」を見ていた3人の若者は、突如として劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ、スクリーンの世界にタイムリープする。 戊辰戦争、日中戦争、沖縄戦、そして原爆投下前夜の広島にたどり着いた彼らは、そこで出会った移動劇団「桜隊」の人々を救うため運命を変えるべく奔走する。 
劇場公開を前に大林監督は2020年4月10日に他界。 本作が遺作となりました。 チョット理解し辛かったです。 
大林監督の独特な雰囲気は充分感じましたが・・・

8月鑑賞🎦 2本目 Total-13本 テアトル梅田にて・・・『おかあさんの被爆ピアノ』 
昭和20年8月6日、広島に原爆が投下され、爆心地から3キロ以内で被爆したピアノは「被爆ピアノ」と呼ばれる。 被爆2世である調律師の矢川光則は、持ち主から託された被爆ピアノを修理・調律し、自ら運転するトラックに載せて全国を回り各地に被爆ピアノの音色を届けていました。 
被爆ピアノの一台を母が寄贈していることを知り、被爆ピアノのコンサートに出かける娘。 若きヒロインが、これまで知らなかった祖母の経験を自らの意志で知りたいと望むが、当人はもうこの世にいない。 両親も進んで教えてくれようとはしない。 いつしか彼女は頭で考えるのではなく行動力で「広島行き」を決める。 それを無理強いすることなく、諌めながらも導いていく調律師。 広島での演奏場面の母と娘の姿にホッとしました。

 

8月鑑賞🎦 3本目 Total-14本 シネリーブル梅田にて・・・『ぶあいそうな手紙』
原題:Aos olhos de Ernesto(エルネストの目を通して) ブラジル制作。 
ウルグアイからブラジルにやって来て46年になるエルネストは、頑固で融通がきかず、うんちく好きの独居老人。 視力をほとんど失ってしまったため大好きな読書もままならなくなってしまった彼のもとに一通の手紙が届く。 隣国から届いた手紙の差出人はウルグアイ時代の友人の妻だった。 手紙が読めないエルネストは、偶然知り合ったブラジル娘のビアに手紙を読んでくれるように頼む。 手紙の代読と手紙の代筆のため、ビアがエルネストの部屋に出入りするようになる。 異なる文化と異なる世代の2人。 ビアとの出会いがエルネストに新しい人生と新しい愛の扉を開くきっかけとなる。 老いを迎えても新たに踏み出すエルネストには勇気をもらえますよ🎁 
サムエル・ウルマンの『青春』という詩の中に「・・・年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。・・・」とありました。 別の投稿でも紹介していますが、もう一度全文載せておきます。 何れにせよ、心の持ちようですかねぇ~💓💓💓

      サムエル・ウルマンの『青春』

~✒青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。

優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、

怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、

こう言う様相を青春と言うのだ。

年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。

歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ。

苦悶や、狐疑、不安、恐怖、失望、

こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。

年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。

曰く「驚異への愛慕心」空にひらめく星晨、その輝きにも似たる事物や思想の対する欽迎、

事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。

人は信念と共に若く  疑惑と共に老ゆる

人は自信と共に若く  恐怖と共に老ゆる

希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる

大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして偉力と霊感を受ける限り、人の若さは失われない。

これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、

皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至ればこの時にこそ

人は全くに老いて神の憐れみを乞う他はなくなる。✒~ 訳詞 岡田義夫

8月鑑賞🎦 4本目 Total-15本 シネリーブル梅田にて・・・『グッバイ、リチャード!』原題:The Professor(教授) 
「余命180日」、大学教授リチャードに突然告げられたがん宣告。 しかし死を前にしたリチャードは残りの人生を自分のために生きることを決意。 ルールや立場に縛られない新しい生き方はこれまでにない喜びをリチャードに与え、そんな彼の自由な言動は周囲にも影響を及ぼしていく。 
そして徐々に終わりの日は近づいてくる。 そんな変身ぶりをジョニー・デップが演じていました。 
ラストシーンは、星空の綺麗な夜、真っすぐな道・・・ リチャードの進む道だったのかな?

 8月鑑賞🎦 5本目 Total-16本 シネリーブル梅田にて・・・
『海の上のピアニスト』原題:The Legend of 1900(1900年の伝説)
船上で生まれ育ち、一度も船を降りることがなかったピアニストの生涯を描いたドラマ。 1900年、豪華客船ヴァージニアン号の機関士は、ダンスホールのピアノの上に置き去りにされた赤ん坊を見つけ、その子に「ナインティーン・ハンドレッド」と名付けて育て始める。 船という揺りかごですくすくと成長したナインティーン・ハンドレッド。 ある晩、乗客たちは世にも美しいピアノの旋律を耳にする。 
大西洋を横断する豪華客船で生まれ、生涯船を降りることのなかったあるピアニストの物語。 ピアニストが船を降りようとしない理由を話すシーンは泣きます。 彼の運命は、お金持ちの乗客に拾われず、機関士に拾われたことで決まったのですね🚢🎹


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