齋藤大悟 : Daigo Saito

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秋田駒ヶ岳~乳頭山縦走

2014年10月03日 | 登 山

白雲迫る

Nikon F6   Carl Zeiss Planar T* 1,4/50   RVP50

 秋田駒ヶ岳から乳頭山への縦走登山。秋晴れとなった先月21日、太平山でもお世話になったKさんからガイドをして頂き、山々の持つ素晴らしさを堪能してきました。ルートは、アルパこまくさ(バス) → 八合目小屋 → 片倉岳 → 阿弥陀池 → 横岳 → 焼森 → 湯森山 → 熊見平 → 笊森山 → 千沼ヶ原 → 乳頭山(烏帽子岳) → 田代平 → 孫六温泉 → 大釜温泉 → アルパこまくさ(バス)です。上の写真は焼森にて。登り詰めた先には白い雲が一段と大きく目の前に迫ります。
 

 

焼森眺望

Nikon F6   Carl Zeiss Planar T* 1,4/50   RVP50

 焼森からの眺め。山肌の紅葉に雲が影を落とします。今年は例年よりも紅葉の進みが早いようで、期待していなかった私達にはサプライズなプレゼントになりました。写真中央手前は湯森山、奥に笊森山、そして左に見えるのが乳頭山(烏帽子岳)です。尾根に細くのびる登山道が山のスケールの大きさを一層際立たせていました。 
   

 

天を射る木々

Nikon F6   Carl Zeiss Distagon T* 2/28   RVP50

 

天を射る木々

Nikon F6   Carl Zeiss Distagon T* 2/28   RVP50

 熊見平に着きました。美しい草紅葉、天を射るような木々の佇まい。キラキラと秋風にゆれる光景が胸を打ちます。山の営みの一端を、垣間見ることで得られる感動は、いつも自分自身を戒めてくれます。 
 

 

乳頭山を望む

Nikon F6   Carl Zeiss Distagon T* 2/28   RVP50

 標高1,541mの笊森山から乳頭山(烏帽子岳)を望みます。昔の人はずいぶんとユニークな名前を付けたものだと感心します。秋田駒ヶ岳の男岳や女岳もそうですが、そうした名前の由来は、この一帯が温泉であることと何か関連があるのかなと考えたりします。お互い裸になるわけですから意識するのは必然かも知れません。実際のところはどうなのでしょうか。
 

 

岩手山と紅葉

Nikon F6   Carl Zeiss Distagon T* 2/28   RVP50

 岩手山を遠望。同じく笊森山からの眺めです。まさに秋の色彩美と言わんばかりの光景が辺り一帯に広がります。空はどこまでも青く、そして、山々の連なりが見せる雄大さに心が洗われるようでした。
 

 

記念写真

 乳頭山の頂へ。標高は1,478m。山頂の岩場は下に鋭く切れ込んでいました。眺めは360度の大パノラマ。岩手山はもちろん、先程までいた笊森山の全容を一望でき、遠くには田沢湖の水面がキラキラと輝くのが見えました。山頂に吹く風はやはり秋の風。日が傾いていたこともあって一段と冷たく感じられました。その分、温かいコーヒーの美味しさは格別でした。記念写真は乳頭山の看板を持って。地図の標高とは異なり、看板には1,477mとあります。写真右がご案内して頂いたKさんです。

 およそ9時間の縦走登山となりました。下山路のブナ林や温泉宿の雰囲気にも心惹かれるものがあり、何度も訪れてみたいと思わせる魅力が満載でした。次は花咲く季節にでも足を運んでみようと思います。美しさ以上に、厳しさや恐ろしさにも真摯に向き合いながら、山の営みを探求していければと思います。太平山に続き、今回もご案内頂きましたこと、また、撮影に時間を割いて頂きましたこと、Kさんには大変感謝しております。今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

 

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