杭の骨組みに藁(わら)を掛ける
藁を運ぶ子供たち
完成した藁小屋の前にて
地元の伝統行事である「才の神」。各家々から集めた藁(わら)と杭で小屋を建て、後日焼き、子孫繁栄や無病息災などを祈願する小正月行事となっています。今日はその「小屋建て」が行われました。天候は穏やかで吹雪くこともなく、地元の先輩方々のご協力のもと、約1時間半ほどで完成に至りました。そして、14日には「小屋焼き」が行われます。同日は併せて「餅もらい」という行事も行われます。この「餅もらい」とは、子供たちが各家々を回って、お菓子や餅、みかんなどをもらいながら練り歩くという、同じく伝統行事です。”お菓子をもらいながら練り歩く”という意味で連想されるのは、近年、日本でも行われるようになった「ハロウィン」でしょうか。私たちが子供の頃、もらったお菓子などは「そり」に入れて、雪の上を引っ張りながら練り歩いたものでした。そんな懐かしい思い出と共に、改めて「伝統」という意味を考えさせられた一日となりました。