午後、浜に下りたところで散歩中のお爺さんとばったり会う。普段は遠目に会釈をするくらいで、お爺さんの愛犬だけが私に寄って来て三脚や長靴をクンクンするのが日常である。「しょっちゅう来てるもんなあ、飽ぎねもんだが?」と声を掛けていただいた。とても穏やかな笑みが印象的だった。
過去のブログを見ると2009年11月3日にお爺さんとのやりとりがあった。上の写真はその時に撮影したもので、愛犬を連れ、山に持って行く杭を拾い集めているところ。気が付けば15年ぶりの会話になる。多くの言葉を交わさずとも何か通じるものがあった。同じ海を見てきた時間の蓄積がそう感じさせたのかも知れない。
今、お爺さんのそばには二匹の愛犬がいる。