画像はネット上からお借りしてます。
よく来ていただいてる方はもうご存知でしょうが
私はキノコが嫌いです。
でもね、子どもの時から嫌いな訳じゃない。
子どもの時は食べていた。
嫌いに成った。
食べなくなったのは本当、極最近のことなんですよね。
実家ではキノコ作ってました。
ナメコ、シイタケ、平茸、何か殆ど自家用にですけど、栽培してたんです。
でも、家の近くに作っていると、通りすがりのキノコ採りの人に盗まれる。
それで、物凄い山奥に作ってたんです。
自転車でいけるところまで行って、後は獣道の様な山道を小一時間かけて登った所に作ってました。
小学校4年生位から、毎週今時期の日曜日はその山奥にナメコを採りに行くのが私と母の仕事だった。
それがすごく嫌だった。
ナメコ、食べるのは嫌じゃ無かった。
好きでも無かったけど・・・
触るのは嫌だった。
あのヌトヌトが駄目(>_<)
母は「採らなくて良いから、着いて来てくれるだけで良いんだ。」
って言ってた。
やっぱり山奥ですから、女一人で行くのは恐かったんだろうな?
嫌々だったけど、早く終わらせて帰りたいから、採ったサ・・・
山奥過ぎて手が洗える沢水すら流れていない。
採り終わって下山する道。
足を滑らせ無いように捕まる木の枝が、ヌルッ!。
服にヌメリが着かない様に、不自然に手を広げて歩いている。
ようやく手が洗える川までたどり着いてホッとするけど、ナメコ臭さは石鹸で洗わないと落ちない。
ナメコ臭いのも嫌だけど、日曜日なのに友達と遊べないのが嫌だった。
あ、そうそう、そのナメコ臭い手で、昼飯食べるのが嫌だった。
毎週毎週その山奥に行かされ続けた。
何で弟じゃなくて俺?(今思えば弟は小さすぎた。)
何で姉じゃなくて俺?
ある時、親父に宣言した。
「俺はもうナメコは食わないから、採りに行かせるな!ナメコ好きなのは父ちゃんだから、母ちゃんかわいそうだから自分で採りに行け」って・・・
そんな山奥に作って、自分じゃ採りに行かない親父に反発した。
そんな山奥に母を一人で行かせる親父に反発した。
宣言しても、やっぱりナメコ採りに行くのは母。
母がかわいそうで、やっぱり一緒に行ってはいた。
ここから私のキノコ嫌いは始まった。