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相変わらず、読者を飽きさせない長編スペクタル。
『千里眼 マジシャンの少女』680Pと『千里眼の死角』550P一気読みしました。
マジシャンの少女は「東京カジノ構想」をモチーフに物語が展開してます。
印象的台詞が主人公『岬 美由紀』の
「不況だからカジノ作って、国が胴元になって上前ハネるなんて。日本はそんなこと、すでにやりすぎるくらいやってるでしょ?税金は累進課税で極端なお金持ちを作らせない。宝くじの賞金も三億を上限にして、家とか土地とかの買い物で数年のうちに全額を使わせてしまう。国民に蓄えができないようにして、おカネを使わせるだけ使わせて、常に税金を吸い上げつづける。いってみれば、戦後の日本そのものがカジノだったんでしょう」
言えてますね~
最近気に成るのが「障害者自立支援法」の酷いこと。
僅かしか支給されない障害者年金なのに、自己負担増やしたことによって、本当に生活に困ってる障害者が増えている。
そのことはまた改めて書きますけどね。
「千里眼の死角」はアメリカのディフェンダー計画(スターウォーズ計画)が乗っ取られた事をモチーフに展開していく。これもすごく面白かった。
ハリウッドで映画化して欲しいな。
さて次は何読もうかな?
グインサーガの新刊か?