
この一年の間に、お亡くなりに成ったお客さんが何人か居られる。
悲しいことだけど、客層からしたら殆どの方が高齢者だから、それも仕方の無いことで・・・
でも、何かこの一年の間には、旦那さんがお亡くなりに成ったってお客さんが3組と多かったな。
二組の方は、24時間風呂のお客さんで、まだ祭壇も片付かない時にメンテナンス時期がぶつかって、がっくりしながらも、気丈に振舞う奥様と接し御焼香させて頂いた・・・
今日行ったお客さんは、もう、一ヶ月以上前に旦那さんが亡くなったこと、偶然スーパーで会って聞いていたのですが、旦那さんとも仲良くさせて頂いてたから、祭壇の遺影を見るのが何だか辛くって・・・
このお客さんはミシンだけのお客さんだから、仕事絡みで行く理由も無く、何となく、行くに行けないでおりました。
意を決して、「遅くなりましたが、線香立てに伺いました。」と立ち寄って来ました。
行けばいつも馬鹿話して笑わせてくれた旦那さんは、静かに写真の中で微笑んでおりました。
いつもの場所の婆ちゃんのミシンは・・・
いつものように使われている気配。
「ミシン、使ってるんだね。」
「ボーっとしてっとボケちまうから、ってみんなに言われっから、ミシン掛け一生懸命しったごで~」って・・・
お茶請けに出してくれた婆ちゃんの漬物は、いつものように美味かった。
「ミシン悪くなったらまた来てけんべ?」
「当たり前だ!、すぐ来っこで!」
「ミシン悪くなくても、お茶飲みさございな~。(お茶のみに来てな)」って・・・
うん、また寄らせてもらいます。
ありがとう。