ダダのミシン屋日記『ジャノメミシン米沢店です』

ジャノメミシン米沢店の店長のブログです。
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悩む力 姜尚中

2012年06月09日 08時09分17秒 | 本棚
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二〇〇八年5月十一日初版 集英社新書の姜尚中著『悩む力』
 
ブログのお友達のお勧めでしたので読んでみました。
 
夏目漱石の時代感、作品を現代社会に照らしての著者の考察が面白い。
 
夏目漱石が読みたくなります。
 
 
特に沢山引用されているのが、松田優作と藤谷美和子主演で映画化された『それから』
 
『それから』の中で松田優作が演じた代助は金持ちの息子で、良い年に成っても仕事もせず、親の金で贅沢して、すねかじりのくせに言う事だけは一丁前って嫌な奴でしたが…DVD借りて来ようかな?
 
 
 
第六章の何のために「働く」のか
 
は、何度か読み返したいと思う考察で、例えば宝くじで3億当たったら、私は働かなくなるだろうか?
 
しばらくは働かない日も有るかもですが、働かないでのんびりした暮らしなど、直ぐに飽きてしまう気がしますな。
 
働くって、金を稼ぐってだけじゃ無く、働くことで誰か人の為に成る、人の役に立つことで、自分の居場所を見出す事でもあると思うのだな。
 
お金が有って衣食住に困らなくても、仕事が無いと自分の存在意義を見出せない・・・
 
 
私も、何日もお客さんから電話が無くて仕事が入って来ない時って、お金の心配より、何か空しさが募って来る。
 
世の中から自分は必要とされていない・・・
 
そんな不安に取りつかれて鬱々としてしまうことが有る・・・
 
そういう時には五木寛之の『不安の力』なのですが(笑)
 
 
姜尚中さんの夢はこれから大型バイクの免許を取ってハーレーで旅をすることなのだそうです。
 
私も大型バイクはもう降りてしまいましたが、またいつかおっきいバイクを買ってあちこち旅したいですな。
コメント (10)
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