30年位前に、角川文庫から出たのを読んでましたが、9巻辺りから次の巻が出なく成り諦めていたのですが、カッパノベルズ版で完結したとの情報を聞き、一年前から買い直して読み直しておりました。
荒川弘の絵でマンガ化されてアニメ化もされて、そちらも楽しんでいましたので、キャラクターが頭の中で映像化されるので読みやすかったな。
他にも読みたい本は有りますからこればっかり読んでも居られませんけど、4月30日の平成最後の日に、最終巻『天涯無限』読み終えました。
読み終えたのは良いのですが・・・第1部の第7巻『王都奪還』までは面白かった。
実は王家の血を引いてないアルスラーンでは有っても、人柄というか真の王の資質に惹かれて集まってくるダリューンやナルサス、ファランギースなどの臣下たち、元は敵国の人間なのにアルスラーンに仕える事を願うジャスワントなどなど・・・
なんかこう、真面目で人を思いやる気持ちって大事だよね。
だからみんなアルスラーンを助けるんだよね。
仕事するうえでも、生きていくうえでも、自分もそうで無くっちゃね。
って思えたりしましたが・・・
第二部も途中まではそれなりに面白かったけど、巻が進んで残り数巻に成ってくると「え?これ16巻で追われるの?」って疑問が・・・
14巻辺りから主要キャラがどんどん死に始める(。´-д-)
第1部でアルスラーンのライバル?って思ったヒルメスはただの雑魚キャラに成るし、誰が王家の血を引く娘か?って伏線も何か適当に済ませてるし、アルスラーン出生の謎はセリフで説明して終わり(。´-д-)(。´-д-)(。´-д-)
ラスボスの蛇王ザッハークとの戦いは1ページで終わり( ゚д゚)ハッ!
田中芳樹も平成の内に完結させたかったのかもしれませんが、無理やり終わらせた感が強すぎます。
田中芳樹だから許されるかもしれませんが、新人作家だったらこれは許されないでしょうな?
まぁ、とりあえず、私も平成のうちに読み終えられて良かったですわ。