ダダのミシン屋日記『ジャノメミシン米沢店です』

ジャノメミシン米沢店の店長のブログです。
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ジャノメ セシオEXーⅡ

2021年08月24日 21時16分16秒 | ミシン修理

「家族から借りたミシンが、すごい音がして縫えない。」と、持ち込みで修理依頼を頂きました。

 

ジャノメ セシオEX-Ⅱ 1997年発売の281,000円。

当時のジャノメの最高級ミシンです。

針カバーからテーブル部に弧を描いて流れるラインがカッコいい。

 

色んなメーカーに色んなミシンが有りますが、デザイン的には私はこれが一番好きです。

 

私がジャノメに入った時にはEXーⅢがもう出ていましたが、店の展示用はⅡで街展(スーパーの前とかでの街頭展示)使ってましたから、ミシンの使い方は私はこのモデルで覚えたと言って良いと思います。

 

動かしてみると音もすごかったけど送り歯が上下するだけで布を送ってくれません。

 

お話伺うと、買ってから殆ど使っていなかったようで、症状は油切れですな。

 

液晶タッチパネルは正常に動作するし、コンピューターの基板も大丈夫そうですので修理お引き受けしました。

ベースを外して送り機構に注油して指でちょっと動かして油を馴染ませたら布送りは正常に動くように成りました。

 

針板にポツポツ錆が出るのは湿気の有るところに置いてて使っていなかった証拠です。

 

 

交換するほどでは無かったのでこれは錆落として磨いて完了。

 

気に成ったのは地球?のオーナメントから融けて流れたシリコン樹脂(写真は落としちゃった後なので写真加工してます。)これがベトベトしてて気持ち悪い。

 

マニキュア落としの除光液で拭くと取れるのですが、本体のプリントも消えちゃう。

 

JANOMEが消えちゃいましたが、ベタベタしているより良いでしょ?

 

代わりにうちの店のシールを貼っておきます(笑)

 

直線縫いも模様縫いも綺麗に縫える様になりました。

コメント (19)
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