あらすじ
2020年放送ドラマ「すぐ死ぬんだから」の原作小説。
終活なんて一切しない。それより今を楽しまなきゃ。78歳の忍ハナは、60代まではまったく身の回りをかまわなかった。だがある日、実年齢より上に見られて目が覚める。「人は中身よりまず外見を磨かねば」と。仲のいい夫と経営してきた酒屋は息子夫婦に譲っているが、問題は息子の嫁である。自分に手をかけず、貧乏くさくて人前に出せたものではない。それだけが不満の幸せな老後だ。ところが夫が倒れたことから、思いがけない裏を知ることになる―。人生100年時代の新「終活」小説!
映画化された「終わった人」を読みたいと思ってブックオフに行きましたら、こっちが200円に成っていたので買ってみました。
私、歳より若く見られたことが実はありません(;^_^A
高校生の時に年下の従弟と散歩してたら見ず知らずの人から「あら、お父さんと散歩か?良いな~」って言われたし(;^_^A
お客様に「ミシン屋さんの孫は何歳?」って聞かれたときは40代前半でした(;^_^A(;^_^A
本を読んで女性はもちろんそうでしょうけど、男も歳だからって諦めたらいかんというかね・・・
人様の目線に気を遣わなく成っちゃいかんだろ?って改めて思いましたな。
ご近所のジイサンズは、今時期は暑いから上半身は肌着のランニングシャツにヨレヨレの短パンで、素足にサンダル履きで歩いていたりしますけど。
家の中ならそれでも良いとは思いますが、ご近所でもご婦人の目に触れる事も有るのだからね、私はすね毛晒して歩いたりはしないです。
ブランド物の高い服で身を固めなくても、安物でも小奇麗にピシッとした格好ではいたいですな。
本の中身は自分の外見を磨きつつ、旦那とは相思相愛で78歳とは思えないくらい生き生きと生きていた忍ハナさん・・・
ある日旦那さんがポックリと無くなって生きる希望も無くして78歳の年成りの婆さんに成っちゃうのかと思われてた所、生前の旦那の裏切りが発覚!
怒りがハナの生きる気力に火を点けたか?
また、78歳には見えないハナさんに戻ります。
裏切っていた旦那が悪いのではありますが、残した旦那の趣味の物も遺影も位牌も捨てられて・・・
男目線ではもう亡くなっているとはいえ、余りにも何だか旦那がかわいそうだけど・・・
亡くなった旦那は裏切りを暴露することでハナさんの生きる気力を呼び覚ましたのでは?っても私は思ったけど、そういう描写はどこにも無かったな~