昨日の午前中に持ち込みでお預かりしたミシンの修理をしておりました。
ジャノメのKP-315は代理店向けのコンピューターミシン。
私がオーナー店に成った時にも取り扱い機種の一つでしたが、一台も売らないうちに生産終了に成ったっけ(;^_^A
その後もしばらく製造販売が続いていたKP-225の上位モデルに成りますな。
良いミシンですがカバーが開けにくくて修理しにくいのが難点。
天板開きません(;^_^A
下カバーも外れません(;^_^A
前カバーと後ろカバーがフック止めとネジ止め併用で、矢印の所にもネジ止めしてありますが、ネジで止めてる意味が分かりません。
開けない事には整備できませんので、かなり厄介でしたが開けました。
前カバーにメイン基板が貼ってあるので、コネクタを10本くらい抜かないと外せないのも面倒臭い(;^_^A
下軸のモーター側に注油するためにコードリールもいったん外しました。
注油して手で回してある程度軽く成った所で電源入れてモーターで回したいのですが、基板を外しているのでそれが出来ません。
なので軽くなるまでひたすら手で回す(。´-д-)
軽く成った所で糸絡みとか無いか?再度確認して組み立てて動作確認、試し縫いして完了です。
気が付いて無かったのですが、このミシンは模様縫いのエロンゲータ縫いが出来ます。
赤い模様縫いは縫い目のあらさを変えずに長さを変えて縫えます。
ピンボケだし、柄布に縫っちゃったので解りにくいかと思いますが、一番上は5倍の長さに縫った葉っぱ型。
その下が2倍長さで、その下が1倍のを2個縫ってます。
実際に使う方は少ないと思いますが、この機能を使って花の刺しゅうを作ったり出来ます。
そう言えばこの価格帯でエロンゲータ縫いが出来るミシンは最近は無いような気がします。
修理はし難いですが、操作ボタン類が大きくて使いやすく、修理依頼が少ないって事はそれだけ丈夫なミシンなんだろうとも思われます。
再販して欲しいけどな~