昨日読み終えた本です。
講談社文庫 松岡圭祐著 『八月十五日に吹く風』
タイトルからして太平洋戦争物なのは解りますな。
登場人物はすべて実在の人物で史実に基づく小説です。
太平洋戦争の事は大まかには知っていましたが、ハワイの真珠湾を奇襲してフィリピンとかインドネシアとか赤道下の暑い地方が戦場に成っていたと思っていました。
この本の中で舞台となる戦地はベーリング海アリューシャン列島のアッツ島とキスカ島です。
北の極寒の戦地の話です。
キスカ島に取り残された5200人の日本兵を救出させた実話の小説です。
恥ずかしながら私は木村昌福中尉の事も奇跡のキスカ島撤退作戦の事も全く知りませんでした。
大本営の幹部たちは命の重みの解らないアホばっかりで、だから戦争が始まって多くの市民が徴兵されて玉砕させられたと思っていた所もありました。
でも、違ってましたね。
木村中尉はじめキスカ島撤退作戦に関わった多くの人はアメリカ人が当時思っていたような野蛮な日本人では無かった。
歴史の史実に基づいての小説なので序盤はちょっと私は苦手意識が働いて挫折するか?と思いましたが、流石は松岡圭祐ですね。
ぐいぐいと引き込まれてほぼ一気読みでした。
良い本読んだ~(#^^#)
おまけ・・・
今日読んだマンガ・・・
デジタル原始人だった川原泉が、腕を骨折したことを切っ掛けに、今はデジタルでマンガを描いておられるそうで、パソコンで絵を描くって私も興味ありまして、読んだら私もデジタルで絵を掛けるように成る!
・・・って、期待したのですが・・・
デジタル化に取り組み始めた川原さんが右往左往しているだけで1つも参考に成りませんでした(笑)