本体の写真を撮り忘れたので、トップの写真はネット上からお借りしました。
先週ですが、遠方から郵送での修理依頼をいただきました。
21年間使われたというbabylockのロックミシンです。
伺った症状からするとモーターベルトが劣化しているだけだと思われます。
バラシてモーターベルトのサイズを確認しましたら、生憎サイズの在庫が無かったので注文しました。
バラしたついでですので他の部分を整備しました。
まずは中に溜まった切り縫い埃を取り除きます。
モータは正常に回っているようですが、念のためにカーボンブラシを交換・・・
したかったのですが、手持ちの部品と微妙にサイズが違いましたのでカーボンの先をワイヤーブラシで掃除してモーターの中にもエアーを当てて掃除しておきました。
カーボン自体はまだまだ長さが十分有るので交換はしなくても大丈夫でしょう。
内部の埃に交じってバネが一本出てきました。
これはどこのじゃろ?
探してすぐに解りました。
エアー糸通しのレバーのバネでした。
外れて落ちてただけなので元に戻しておきます。
下部のミシンの脚です。
大分汚れが溜まっています。
この脚が吸盤の様にテーブルに張り付いて、縫ってる時に本体が動かないように成っているのですが、ここまで汚れると張り付きません。
ですので、その汚れも綺麗に落としました。
あとは各可動部に全体に注油して、ベルトが届くのを待っていました。
先日届きましたので・・・
外も内もギザギザなのが元付いていたベルトです。
新しいのと比べるとやっぱり弾力が無く滑りやすく成っています。
はずみ車のプーリーにも古いベルトのカスが付いているので磨きます。
新しいベルト付けてこのまま試運転しました。
古いベルトだと回している時にたわみが見えましたが、新しいのはそれが有りません。
あとはカバーを取り付けて全体をワックスで磨いて完了です。
試し縫いした表側・・・
裏側・・・
綺麗に縫えてます。
本体もピカピカに磨きましたが、ワックスの磨きの腰が有ったらすみません(;^_^A
からぶきして頂ければ艶が出ます。
明日発送いたしますので、お届けまでお待ちくださいね。