布が進まなくなって縫えなくなったと修理依頼が有りました。
見ると送り歯が上下するだけで布を送る動きをしていません。
縫い目のあらさ調節が固くて動きませんが、0に成っていたのならともかく、4に成ってましたのでこれで布が送られないって事は有り得ない。
取り敢えずバラします。
この時代のジャノメの電子ミシンは大体返し縫いの機構が上手く動かなく成ってます。
これも油刺しただけでは正常に動きません。
この時代に使ってた製造工場のグリスは古く成ると硬くなる傾向が有るように思います。
ここが正常に動かないと布送りも正常に出来ません。
バラして部品一つ一つを洗浄して古いグリスを落としました。
組み立て直して送りは正常に動くようになりました。
送りは正常に動きますが縫い目のあらさ調整が硬いままです。
これもグリスが古くなった所為と思いますが、バラして洗浄はここは出来ません。
上から洗浄剤を掛けてみようと思いましたので、下の基盤とモーターを外しました。
このモデルでここまで分解したのは初めてだったかも?
洗浄剤で緩まない時は70℃くらいのお湯を掛けるって荒業も想定しておりました(笑)
本当のところ、洗浄剤よりお湯を掛けた方がずっと綺麗に成って軽くなるのですが・・・
今回は洗浄剤で軽くなりました。
組み立て直している途中で針案内?がゆがんでいるのに気が付きました。
交換すれば簡単ですが、部品の在庫が無いので、歪んだのはトントンとトンカチで叩くと平らに成ります。
丁度いい感じに成型し直して・・・
ピタッと収まりました。
すぐ直ると思ってお預かりしたのですが、結構時間が掛かりました。
20年以上お使いのミシンですから、買い替えて欲しかったんだけどね~♪
おまけ
かみさんが植えっぱなしでほったらかしのチューリップにつぼみが出来ました。
かみさんが植えっぱなしでほったらかしで雪でつぶれていたウコギも芽を出しました。(笑)
雑草ですが私のお気に入りのウスベニツメクサが咲き始めました。
なかなかの大手術でしたね。こういうのって動いたと思ったら元に戻る事があって、ため息が出たりします。
さすがにお湯をかけた事は無いけど、何かの時の為に覚えておこうっと(*^^*)
チューリップもウコギも元気に育っています。
ウスベニツメクサって、可愛らしい花ですね。カワ(・∀・)イイ!!
修理、奥が深い~~。
ウスベニツメクサ、我が家周辺では見かけたことないです。綺麗なお花ですね♪
思い切って洗濯機下取り出す前に分解しちゃおうかな?
植物も「生きてます、見てください!」ってね言ってますよきっと
血管は無事だったのね〜👍
でも、よくよく見たら幕式ですね。しかも、モーターで回しているのではなく、右側の大きなダイヤルの動きを歯車で伝えているみたい。
これ設計した人絶対に楽しんでいる、と思う。
放ったらかしでも強い生命力!私もこういうのが大好きです。
お疲れさまでした!
洗浄剤って写真に写っている白い缶で、「シリコンなんちゃら」と書いてある缶でしょうか?
あった方が便利かなと思いました。
チューリップ咲きそうですね!
再現しちゃうのは結局古いグリスが悪さしてるんだよな~
返し縫いの機構はこの分解掃除で再現しなくなりますけど、カム部分は流石にバラせませんので・・・
お湯掛けるの結構いいですよ。
なるべく濡らさない方が良いけど、しっかり乾くまで置いとけば電装品にお湯が掛かっても大丈夫ですよ。
でもさ~
植物でも植えたら最後まで面倒見て欲しいです。
ツメクサって言うくらいだから昔は荷物の緩衝材に使われていたのかも?
本当に小さい花なのですが、雪が降るまでずっと咲いてる花ですよ。
何度も申し上げてますが仕事ですので直せます~♪
良いと思います。
意外と簡単に直るかもよ~?
そうそう、血管がやられてると修理は難しくなります。部品が無い!とかね。
このミシン良いでしょ?
上位機種のコンピューターミシン売った方が儲かったのでしょうが、好きで私はこれをお客様にお勧めしてました。
厳密には雪降る前に縛ったり剪定したり私が面倒見てて、植えた本人がほったらかしなんです(笑)
次の日にチューリップ咲いてました。
シリコンなんちゃらはすべりを良くするために使うやつで洗浄剤は別です。
シリコンスプレーはミシンの糸道に掛けたり、フェイクレザーとか布進みが悪い時に生地に掛けると縫いやすく成ったりしますので持ってると便利です。
襖とか引き戸が固い時にも使えますが、廊下とか板の間に掛かるとツルツルに成って危険なので注意ですけど。