かみさんの知人から、マスクは縫えたけど10年ぶりぐらいに出したから整備して欲しいと依頼が有りました。
ブラザーの古い職業用ミシンですが、紅白のモデルは初めて見たかも?
異音もしないし、普通に縫えるし、ちょこっと油差したらOKかな?って思ったのですが、手ではずみ車を回すと何か微かに違和感を感じました。
原因は釜の軸に絡みついたこの糸です。
十何年分?何十年分?かの糸がらみです。
これは釜を外さないと取れないな~(。´-д-)
釜にも絡んでいたし釜軸にも絡んでいました。
綺麗に取ってタイミングを合わせて組み立て直します。
ベルトカバーのネジ受けも経年劣化で割れていました。
これはプラリペアでくっ付けます。
針カバーのネジがやたらと長かったのは何?
本来は右側の白いプラスチックネジで止められているのですが、耐久性が弱くて折れることも多い。
だからこのねじをオーナーさんは付けたのかな?
でも、長すぎて外す時に面倒です。
湯名人に使われているこのねじが実は丁度いい。
電球が切れた時とか、糸が絡んだ時には針カバーを外しますので、ドライバーが無くても手で外せるのでこの方が便利です。
糸調節を合わせて磨いて完了です。
思ったより手間が掛かりましたが、かみさんの知人ですから正規の修理代は請求しにくいですな~(。´-д-)
こんばんは⭐️
プラリペアってなんですか?
プラくっつけるものなんですか?
表面に見えるものでも綺麗に仕上がりますか?
白いプラスチックのネジはこういう機種にも使ってたんですね。折れてるのを見て金属ネジに替えた事が何度もありました。
知り合いからはもらいにくいですね(^^;
ひとつ下のランクの値段にしたり 消費税をサービスしたりしています。
合うものなんですねΣ(・ω・ノ)ノ!
プラリペアをプラナリアって
読んでました(;´▽`A``
こういうのをみると、たくさん使われて愛されたミシンなんだな~って嬉しくなりません?
確かに知人だとお金取りにくいと思いますが、取られる側としては、安心して頼めるところに頼みたいだけで、お金は普通に取ってください、って感じです(知り合いに電気屋さんとか水道屋さんとかいるので)
で、これ見てまた「あ!ここに頼めば間違いない!」ってユーザーさんが現れる!
いい循環になるど~♪
すなわち、コロナから、マスク作りをきっかけに、ミシンをやろうかな、というパターンです。
生活を考え直す機会になったような気がしています。
プラリペアはプラスチックの造形補修材だそうです。
普通の接着剤ではプラスチックってほぼくっ付きませんけど、くっ付いても一時的ですぐ取れちゃいますが、プラリペアだとほぼ完ぺきにくっ付きます。
中々の優れものですよ。
ブラザーはなんでこんなプラネジ使ったんだべね?
直営時代に修理依頼で行って、たまたま工具箱に入ってた湯名人のこのネジが、誂えた様にピッタリでした(笑)
ネジは太さとピッチが有っていれば大概みんな合います。
なので、いろんなネジを捨てずに取ってあります。