tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

雪餅草は、好きな人嫌いな人が・・・

2014-04-24 19:00:45 | 日常雑感
4月24日(木)
夏を思わせる日差し、爽やかな風、心地よい一日でした。
今日は朝から、炉から風炉へと変わりますので道具の入れ替えです。
炉壇を上げて灰を片付け、丸畳に入れ替えて茶室は終わりますが、細かな事が山ほど待っております。

   

   雪餅草

道具を入れたり、出したりを繰り返しているといくら好きな事でもやはり疲れてしまいます。そんな時は庭に出て、好きな野草棚のところへ行って暫く花を見ておりますと落ち着いて来ます。
私のところでは、先日来の山芍薬がひと際目立っておりますが、「雪餅草」といわれる花も咲き始めました。

この花は、よく言う「マムシ草」に似ておりますので気持ち悪がる方もおりますが、似てはおりますが、「似て非なるもの」で、この花を一種だけ生け込むとその気品に圧倒されると思います。
サトイモ科テンナンショウ属で比較的温暖な地を好むらしい。
本州でも南の地域に自生しているそうですが、野生の花は見たことがありません。

環境省のレッドリストに登録され、「絶滅危惧種Ⅱ類」に指定されているそうです。
この花も我が家に来て20年以上経っておりますが、殖えもしませんが消滅もしないで、毎年綺麗な花を見せてくれます。

名前の由来は、雪のように白く、お餅のような柔らかさをそのままに命名したようですが、別目「歓喜草」とも呼ばれております。
見つけた人が、余りの珍しさに、歓喜の声を上げたとか・・・。

いずれにしても珍しい花だと思います。
コメント (2)
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