tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

三ヶ月のブランクはお稽古に・・・

2020-07-21 17:12:16 | K大學の稽古

721日(火)

夏休みに入った学校もあるといいますが、再び梅雨空に戻ってしまいました。

今日は大学へ行って来ました。

こちらの大学はリモート授業ですが、クラブ活動は許可しております。その代り、自分たちの責任ですべての除菌をしなくてはなりません。

それだけ責任が重大です。

土用の丑の日

今日は土用の丑の日ですので、我が家恒例の紫陽花を新しいのに変えました。「どうぞ、一年間お金の苦労をいたしませんように」という願いを込めて・・・

花は、ヤブミョウガ、桔梗、八丈イトススキの三種です。

ヤブミョウガがたくさん咲き始めました。

二年生

二年生もやっと通常のお点前に戻ってきました。

3ヶ月のブランクですので、手順は覚えていてもどうしてよいやら??そんな風です。

二年生

2月ごろはスラスラとスムースにお点前をしておりましたが、こちらもブランクが長かったためか全く手が動きませんでしたが、少しづつ思い出しているようです。

 

三年生

三年生は、お茶目の手順は忘れてはおりませんが、以前注意していたか所が元に戻っておりました。

お稽古事の厳しいところで、出来るからと言って休んでいるとすぐに癖が元に戻ってしまいます。

お菓子

お菓子は「紫陽花」です。

ケースに入ったまま運んで来ました。

こんなところにも注意が必用です。

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諸悪莫作 衆善奉行は当たり前の事・・・

2020-07-20 17:13:39 | 本棚の中から

720日(月)

不安定なお天気で晴れたり曇ったり、もうすぐ雨になりそうな感じです。

今日は一週間ぶりの完全休養日でした。

そうは云っても、のんびりと過ごすわけには行きませんでしたが、午後には時間がありましたので、淡交誌今月号を紹介いたします。

淡交誌

淡交誌7月号です。

7月も終わりそうなのに、なぜ今ごろとお思いでしょうが、今月号には凄い勉強になる事が乗っているからです。

お家元の巻頭言です。

巻頭言

中国の唐の時代に鳥窠禅師というお方がおられました。

という書き出しで、後の白楽天は白居易といい地方の役人だったそうですが、その白居易が、禅師に「本当の仏教の教えというのは、いったいどこにあるのか・・・」と尋ねたそうです。

禅師は「諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是所仏教」と答えたそうです。悪いことはしてはいけません。良いことをしなさい。心を清らかにしましょう。これが仏の教です。

白居易は、「そんな当たり前のことは三歳の子供でもわかる」といったそうです。すると、禅師は、「三歳の子供でもわかる事が、八十歳の老人になってもできない」と答えました。

授業で

7月に入った授業で、利休七則をしたばかりで、その時にこの話を引き合いに出して生徒たちに話しました。

こうした事は、教科書には乗っておりませんので、プリントして配っての授業になります。

高校生には字だけ見せたのでは難しいことかもしれませんが、意味を話すと誰でもが分かってくれますが、生徒たちの反応は「出来そうでできないかも・・」何て言っておりました。

昼食

今日の昼食の冷やし中華です。

休みですので手間のかかる昼食でしたが、今年初めてでしたので美味しかった・・・

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就職が決まったそうで、どうりで・・・

2020-07-19 17:10:09 | 大學の稽古

719日(日)

梅雨の晴れ間と言うべきか、いきなり真夏日を記録した一日でした。

今日は、学校内に入れない大学生が我が家に来てのお稽古です。

院生

楽しそうにお点前をしております。

手順はすっかり身に着いておりますので、時々慣れから来るおかしな手を注意する程度でお稽古は終わります。

四年生

一生懸命にしているのがよくわかります。

そして、間違わないように慎重にやっておりますが、手が止まる事があります。

その先を考えているのだと思います。

手が止まらないようになれば安心して見ていられます。

学生たちが帰ってからが大変で、茶碗や茶筅、茶杓、柄杓、菓子皿など全部消毒をしますが、何処まで除菌できているかは分かりませんが、とにかく、今日みんなで触ったところは一応消毒です。

お菓子

学生たちが持参したお菓子です。

何時もでしたら、お菓子を出しお抹茶を運んでくれますが、そんなこと事はやらないで、とにかく時間の短縮を考えながらやっております。

一服

昼食後、散歩に出かけましたので帰ってから、落ち着いたところでお菓子を頂き、お抹茶を点ててゆっくりと頂きました。

雷様の大津絵の茶碗です。

床の間

最後の挨拶が終わると、院生、四年生が私を見ながら、笑みがこぼれ落ちそうな顔をして「就職が決まりました!」と言いましたので、思わず「え?!」と言うと、もう一度更に大きな声で「就職が決まりました!」と声を揃えて言ってくれました。

「そう・・・良かったね」というのが精一杯で、フワ~と体中から疲れが消えるように軽くなくなっておりました。

私もホットしましたが、彼女たちは実にいい顔をしておりました。

心から「おめでとう」と言いたい!良かった、良かった・・・

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自宅稽古は梅雨寒で・・・

2020-07-18 17:25:56 | 自宅稽古

718日(土)

梅雨空が続いております。

時折ザッ~と降ったりやんだりですが、自宅でのお稽古でした。

床の間

床の間飾りは、句仏上人の「勿体なや 祖師は 紙衣の九十年」という有名な俳句です。

まだ若かった30代の頃、骨董屋さんにボロボロ状態で転がっておりましたので、ただ同然で買って来たという思い出があります。

花は、ヒオウギスイセン一種です。

この花は、他の花と混ぜて生けるにはちょっと難しいので、一種生けにしてみました。

子供のころから庭に咲いていた花で、親たちは「ヒオウギ」と言っておりましたので、今頃になってスイセンが付いていることを知りました。

 

お菓子

お菓子屋さんが届けてくれたお菓子は、「若楓」だと言っておりました。

常々、お菓子屋さんは、「お使いになる時に、銘は変えてください」と言っておりますが、今まで変えて使ったことはないなぁ・・・

一服

いつもの通り、一週間の終わりです。

お菓子を頂き、お茶に感謝しながらゆっくりと頂きました。

今日は涼しいくらいでしたので、萩のお茶碗です。

 

東本願寺二十三代法主大谷光演上人。明治から大正にかけて仏教界は元より、俳句でも大きな功績を残しております。

特に、この句は有名で、親鸞聖人の足跡をたどると、あちこちのお寺さんに、この句碑が建っております。

画は、網代笠に杖が描かれておりますが、親鸞聖人がご苦労なさりながら旅を続けておりましたので、笠と杖で表しているのではないかと思っております。

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手洗い30秒大作戦は・・・

2020-07-17 18:26:23 | 非常勤講師奮闘記

717日(金)

相変らずの梅雨空でした。

今日は高等学校へ行って来ましたが、こちらも相変わらず、徹底的な消毒や三密を避けることをやっております。

ハンコウ

面白い物を見つけたので学校へ持って行き、生徒たちに試してみました。

多分面白がって喜ぶだろうとは思っておりましたが、案の定大喜びで、最初の生徒は戸惑っておりましたが、二人目からは、キャキャと大騒ぎして使っておりました。

このハンコウを手のひらに捺して手洗いをしますが、ちゃんと30秒洗うと捺した印影がきれいに消えてなくなるという仕掛けになっております。

何故こんな事を思いついたか・・・教室に入る前に手洗い実行と言っておりますから、洗ってはいますが、誰もが早いと感じてしまいます。

そんな時に見つけたのがコレです。

みんな楽しそうに「消えた!」「まだだ!」など言いながら一生懸命洗っており、中には30秒をはるかに超えて洗っておりました。

私の作戦が的中です。

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LED交換大作戦が終わって・・・

2020-07-16 16:55:16 | 日常雑感

716日(木)

梅雨空が続いております。

今日でずっと続けていた、LED交換大作戦が終わりました。

茶室の電気

一年も前から我が家の電球はすべてLEDに変えようとしておりましたが、器具が難しく電球だけを交換というわけにゆかず、電気屋さんが入っての交換になりました。

 

電気屋さんも

グローを使っている蛍光灯は、素人でも交換できますが、インバーター方式の器具は交換ができませんので、電気屋さんにお願いするしかありません。

白色燈なら簡単らしいのですが、我が家は全部電球色ですので時間もお金もかりました。

午前中来てくれましたが、中々交換できず二人であれこれ相談しながらやっておりましたが、どうにか完成いたしました。

頼んでいた靴が入荷したという事で昨日取りに行って来ました。

完全防水のハイカットシューズです。

これならどんな雨降りの日の街道歩きでも万全です。

早速履いて散歩に出かけました。

桃太郎

何時もの散歩道です。

新しい靴の感触を確かめるように歩きましたが、足にぴったりとした靴は軽く歩きやすいのに驚きました。

初めてのハイカットシューズでしたが、全く問題なく歩くことができました。

そして、思いがけずに「桃太郎」に出会いました。

初めての靴を履いての散歩で桃太郎・・・これは縁起が良いと自分勝手に喜んでしまいました。

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雨の日のカライトソウの姿は何とも・・・

2020-07-15 16:20:54 | 庭の花

715日(水)

梅雨空に戻り、傘を持たずに出かけるのが心配な一日でした。

今日はお店の開くのを待つように、あちこちのお店を回って買い物で午後まで掛かってしまいました。

日曜日が潰れるということはこういうことです。

カライトソウ

我が家の野草棚では一番の大型の花です。

カライトソウが数日前から咲きましたが、雨が降っていたために写真を撮れなかったのです。

ブラシのように咲きますので、雨の日のカライトソウは花が濡れてしまい情けないほどの姿になっております。

唐糸草

漢字で書くとこうなります。

バラ科の多年草で、唐来た絹糸のようだという事の命名だそうです。

野生の花はもっとピンクが濃く鮮やかですが、気温の高い我が家の庭ではこのくらいといったところです。

あでやかな花ですが、この花一本だけではどうにも収まりが悪いので他の花と混ぜて生けると落ち着いて見られると思います。

聴雨観風

11日の拙ブログの中で、この軸を揮毫されたお方を「大徳寺だ483世」と紹介いたしましたが、「488世」が正しく

訂正させていただきます。

伝衣は室号で裏千家14代淡々斎宗匠の得度・参禅の師。姓は丸山

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二年生の柄杓の扱いも・・・

2020-07-14 17:11:57 | K大學の稽古

714日(火)

昨夜来の雨も上がり、青空も見え久しぶりの静かな一日でした。

朝一番の予約で歯医者さんに行って来ましたが、思いの外大工事になってしまい、時間ぎりぎりでしたので、昼食を噛み噛み状態で大学へ行って来ました。

二年生

お稽古が再開されてから、毎回参加しておりましたので、中々出来なかった柄杓の扱いがようやくできるようになりました。

一度できるようになると、面白いようにお点前する姿がきれいになって行きます。

引柄杓

引柄杓は、お点前の中でも難易度が高く誰もが壁にあたりますが、一度コツを覚えるとできなかったのが嘘のようにできるようになります。

こうして、何度も何度も繰り返してできるようになった時、「ホ~ラ出来た」と言って褒めると、なんて嬉しそうな顔をすることか・・・

こうした時が、私の一番嬉しい瞬間です。

今日は、大忙しで出かけてものですから、用意していた花を持って行くのを忘れてしまいました。

花の無い床の間って、寂しいものです。

たった一輪でもあれば落ち着きますが、花無しの床の間の寂しさを痛感いたしました。

花の力は偉大です。

改めて感じました。

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マツモトセンノウ・ソバナが咲いて・・・

2020-07-13 18:24:39 | 庭の花

713日(月)

朝からの青い空も時間を追うごとに雲が厚くなり、とうとう夕方には降りだしました。

梅雨明けもまだまだ先のようです。

今日は姉が手術後一週間目という事で病院でしたので付き合って来ましたが、やはり一日がかりになってしまいました。

 

マツモトセンノウ

朝、野草棚に行って見ると、真っ赤な花がこちら向いて咲いておりました。

マツモトセンノウです。

今年は植替えをしましたので、期待薄でしたが見事な花を咲かせましたが、お稽古には間に合いそうもありません。

ソバナ

毎年の事ですが、鉢植えなのに1m近くまで育って花を咲かせておりました。

当然、花が重くなりますので垂れ下がってきておりますが、本来が、釣り鐘のように咲く花ですのでかえってきれいに見えてしまいます。

 

ギボシ

若い頃山から採ってきたギボシです。

何の手もかけず植えっぱなしですが、時期になるとたくさんの花を咲かせます。

余り手が掛からないので、どうしても粗略に扱われてしまいます。

他人事のように言っておりますが、私がそんな風に接しております。

花が咲くたびに、すまないな・・・という気持ちになりますが、花が終わるとすぐに忘れてしまいます。

マツモトセンノウ

あまりきれいだったので、もう一枚追加の写真です。

姉は、術後の経過は順調だそうですので一安心でした。

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就活の事は忘れて・・・

2020-07-12 17:49:38 | 大學の稽古

712日(日)

久しぶりに、朝から青空が広がっておりましたが、「雨の後は風が吹く」と云われる通り、夕方になっても強い風が吹き荒れております。

今日午前中に学生たちが我が家に来てのお稽古でした。

院生

就職活動もしなければならないのに、先週から続けて来て稽古をしております。

楽しくて来ているらしいのは解りますが、就活は大丈夫なのでしょうか?

院生

就職については、本人が何も言わないので私も何も聞きません。

何時まで黙っているのか・・・実際のところ、今の状況を考えるとかなり厳しいというのが分かりますから、本人が話すまで黙って見ているつもりです。

四年生

こちらも就職活動中ですが、先週から引き続き来ております。

お稽古に来てくれるのは嬉しい事ですが、ちょっと複雑な気持ちですが、本人はいたって明るく、楽しそうにやっております。

 

四年生

院生、四年生とは、2年間の差がありますので、動き方や細かな所作を見ていると矢張り歴然とした差があります。

稽古中も、声を出す回数が全然違います。

床の間

軸は昨日と同じです。

花だけを生け替えました。

花は、キンシバイ、キンミズヒキ、タカノハススキの三種です。

木槿は一日花ですので、今朝にはポトリと落ちておりました。

大学は、今でもオンライン授業だそうで、学生たちも大学に入って行けないそうです。

もう一方の大学は、同じ公立なのに授業も始まっているのにどうした事でしょう。

でも、安全が第一ですから、慎重に慎重に・・・

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