開門多落葉を掛けて・・・

１１月２０日（土）

何となく暖かったような一日でしたが、自宅でのお稽古でした。

今月最後の稽古になります。

床の間

軸は、「開門多落葉」を掛けてのお稽古です。

花

花は、白玉椿とニシキギです。

ニシキギは、昨年の秋ごろから元気が無くなり、とうとう枯れてしまいましたので、先日植木屋さんに行って手頃な大きさの物をを買ってきました。

まだ植え込みもしないで日陰に置いたままですが、紅葉し始めたの使ってみました。

お菓子

お菓子は、織部饅頭でした。

昨日お菓子屋さんが届けてくれたお菓子です。

こしあんに柚子の味が利いており、何とも美味しいお饅頭です。

紅葉茶碗

紅葉の絵の茶碗です。

紅葉の茶碗も今日が最後で、来年まで棚の奥に仕舞われてしまいます。

今年も学園祭がありませんでしたので、この茶碗も活躍することがありませんでした。

軸

軸は「開門多落葉」ですが、この句の前に「聴雨寒更盡」という語句があります。

雨を聴いて寒更に尽き　門を開けば落葉多し

夜中に雨の音を聞きながら寒い一夜を過ごしたが、朝門を開けると一面の落ち葉であった。昨夜聞いた雨音は落ち葉だったのか・・・・とこんな訳ではいかがでしょう。

お点前の手順を覚えた子が・・・

１１月１９日（金）

秋晴れとまでは行きませんでしたが、まずまずのお天気でした。

今日は高等学校へ行って来ました。

１２月に入るとすぐに学園祭ですので、その日のためにラストスパートといったところです。

お菓子

今日のお菓子は、栗蒸し羊羹でした。

何時のお菓子と比べると地味ですので、何の反応も見せませんでしたが、このお店の栗蒸し羊羹葉とても美味しいですから、食べれば「オゥー」という声が出るかもしれません。

９０分授業の間、盆略点前を繰り返してやってもらいました。

３名ずつチームになってのお稽古でしたが、差が一向に縮むことがありません。むしろ差が開いてきているような感じです。

今日は、手順を完全に覚えた子に、余り覚えきれていない子に付きっ切りの稽古をして見ました。

案外上手くゆき、想像以上に真剣に、そして丁寧に教えておりました。

何とか全員にお点前をさせてあげたいと思っております。

外国製の品物のひどさを痛感して・・・

１１月１８日（木）

お天気も今日がピークだそうで下り坂に向かっております。

今日は明日からの自宅稽古のためにお掃除ですが、大忙しで済ませて買い物に行きました。

台所のごみ箱が壊れてしまいましたので、探しに行って来ましたが、これが、もの凄い時間と手間を食ってしまいました。

ごみ収納ボックス

少し大きめですが、分別できるのでこれを選んで買ってきました。

帰宅後すぐに開けて、お勝手に持って行こうとしましたが、「蓋が開かない！」・・・

ペダルを踏むと蓋が開くシステムになっておりますが蓋が開きません。手で持ち上げると開きますが、今度は上手く閉まりません。

直ぐに買った量販店に行き、即交換となりましたので、店で封を切り開閉を確かめてきました。

自宅に帰り、箱から出して見ると、今度は側面角のステンレスが大きくへこんでおります。

「これくらい我慢する？」と二人で考えましたが、安い品物では無し、どう見ても我慢できるへこみ方ではありませんので再び交換してもらうようにしましたが、返品もできますので返してしまおうかとも考えております。

再び箱に詰めて保管という事になりました。

外国製ですので検査などあまりせずに出荷してしまうのでしょうね。

忙しいのに、半日もかかってしまいこの脱力感はどうしてくれるというのでしょう。

卒業生が遊びに来て・・・

１１月１７日（水）

穏やかな晴天が続いております。

今日も大学へ行って来ました。

盆略

一年生はまだまだ盆略です。

一年生の中でも、三限四限と通して参加している子はどんどんと覚えてゆきますが、四限だけの子はとは差が開く一方です。

それは、出来ない子の倍もお稽古をしているのですから仕方がないことだと思いますが、やはり寂しいし悔しい思いをしていると思います。

今日は、その子に挫折しないようにゆっくりと話をしてして納得させてきました。

先輩が

今日は卒業した先輩が遊びに来ましたので、早速後輩たちのお稽古を見もらいました。

後輩たちも大喜びでした。

卒業生

自分でもお点前をしておりましたが、久しぶりだと言って緊張しておりました。

でも、卒業して遊びに来てくれるなんて嬉しい事です。

前日に連絡をくれたので、皆には黙っていて驚かそうと思っておりましたがみんな知っております。

楽しいお稽古になりました。

コロナ感染でお稽古の形態も・・・

１１月１６日（火

穏やかな日が続いております。

今日は大学へ行って来ました。

花

この花は、いつも同じ花ですが、ズイナと白玉椿です。

男子が生けました。

三年生

ここのところ毎週来ておりますので、少しずつ思い出しているようです。

一通りできるようになった時から休み始めたために元に戻ってしまいました。

丁寧なお点前をする子でしたのでしっかり覚えてほしいと思っております。

お菓子

今年最後の栗のお菓子です。

昨日はコロナの感染者がゼロになったそうですので、お菓子を出してもらい頂きました。

出す時には、「手を良く消毒してね」とつい言ってしまいましたが、すぐに「しっかり消毒しました」と声が返って来ました。

一服

二年ぶり一服です。

コロナ騒動以来、大学でお茶を飲むという習慣がなくなってしまいましたので、本当に久しぶりの一服です。

お茶はこうででなくては・・・

姉のスマホ契約に四時間もかかって・・・

１１月１５日（月）

今日も朝から穏やかな青空が広がっております。

今日な隣町に住む姉がガラケイをスマホに変えたいという事でお供をして来ました。

白玉椿

この白玉椿は、葉の並びがとても良く切ってそにまま花入れに入れられるほど整っております。

白玉椿　　白玉椿独特の咲き方をします。

姉は、息子夫婦が近くに居るのに、何かと言うと電話で呼び出されます。

末っ子の私が使い易いらしく、子供の頃のままです。

携帯ショップに四時間という長い時間が掛かりましたが、お店の方も、お役所仕事のように小出しに書類に必要なものを言いますが、そのたびに自宅に取りに行くという不手際です。

とうとう、「もういいです」と言い出す始末になってしまいましたが、何とか契約に漕ぎ着けました。

よくあんな事をしていて、仕事になっていると思ってしまいましたが、売り手市場になっているのでしょうか？

白玉椿

結局、四時間という長丁場でやっと書類が出来上がり、契約となりましたが、そんな騒ぎばかりしていて、スマホの使い方はそっちのけになってしまいました。

姉は八十歳、果たして使うことができるでしょうか？

庭の椿三種の花で・・・

1１月１４日（日）

朝から穏やかな１日でした。

今日は、先週の日曜日に続いて、上天気に浮かれて出かけてしまいました。

西王母椿

腕ほどの大きさですが、上の方はとてもとどかなくってしまいました。

狙って高枝ばさみを使いますが、葉が綺麗に分かれていない事が多くつかえません。

結局葉を見ながら切り取るには、下の方ばかりになってしまいます。

初嵐椿

初嵐は、ほとんどが咲き切って落ちてしまいました。この花が最後の花です。

枝の陰に咲いておりましたので無理やり引っ張り出して写真だけ撮りました。

白玉椿

初嵐の代わりに咲き始めました。

植木屋さんから成木を買ったもので、最近やっと蕾を持つようになりました。

この椿は、葉の並び方というか付具合というか、どの蕾を切っても葉が綺麗に揃っております。

今日は、遊びに出かけましたが、写真はどれもが掲載できませんので椿で今日のブログに変えました。

「楓葉経霜紅」を掛けて

１１月１３日（土）

秋も深まっておりますが、気持ちの良い青空が広がっております。

今日は自宅でのお稽古でした。

床の間

床の間は、「楓葉経霜紅」を掛けてのお稽古でした。

花

花は、ズイナと白玉椿です。

ズイナが色づき始めましたので、西王母ではなく白い椿が良いな・・・と思いながら探して見ようと、白玉椿の側に行って見ると、使いころの真っ白な蕾がこちらを向いておりました。

迷わずに切って生けました。

花入は、竹藪から切って来て自分で作ったものです。

お菓子

お菓子屋さんが届けてくれたお菓子です。

亥の日が過ぎてしまいましたが、亥の子餅です。

お稽古の終わった後に頂きました。

今シーズン三個目の亥の子餅ですが、美味しいからいくらでも頂けます。

紅葉の茶碗

いつものように、お稽古が終ってからの一服です。

何とも心地良いお抹茶の香りと一緒にいただきました。

軸

最後になってしまいましたが今週の軸です。

「楓葉経霜紅」は、玄道師の揮毫された軸ですが、一時期どこの道具屋さんにも並んでいたほどの人気老師でした。

今週も終わりました。

文化祭に向けて気持ちが入って・・・

１１月１２日（金）

朝から青空が広がって、秋の気持ちが良いほどの日差しがたっぷりです。

今日は高等学校へ行って来ました。

教室から

三限と四限の間の休憩時間に、裏の校舎を覗いて見ました。

雲が掛かっておりましたので撮って見ました。

お菓子

お菓子屋さんが届けてくれた高等学校用のお菓子です。

我が家で使い大学で使い、そして高校です。

同じお菓子を、土曜日、火曜日そして今日と食べました。

美味しいお菓子ですから何度でも構いませんが、お菓子屋さん、こんなにサービスして大丈夫なのでしょうか・・・

学園祭に向けて、お稽古が続いておりますが、やはり気持ちが違うと見えて、所作が段々と綺麗になっております。

案外うまくゆくのでは・・・と思い始めております。

見わたせば花も紅葉も・・・

１１月１１日（木）

朝から気持が良いほどの青空です。

先日、日曜日、月曜日と遊んでしまったので今日は朝から大忙しでした。

銀行から郵便局を廻り、支払いを済ませてから、落ち着いて明日からの自宅稽古のための準備です。

待合

待合は色紙です。

ここは、お出でになった皆さんが準備をするところです。

海仙宗匠色紙

「見わたせば　花も紅葉もなかりけり　浦のとまやの　秋の夕くれ」海仙宗匠の御筆です。

高等学校の茶道の教科書に、茶の美意識という所にこの歌が出てきます。

武野紹鴎は、この和歌のように、華やかに咲いていた花や紅葉も散ってしまい、これから冬を迎えようとする晩秋の風景を、わび茶の心と考えたのです。

と、こんな解説で武野紹鴎が茶の湯の侘びを表現しております。

お菓子

先週のお稽古に使ったお菓子ですが、冷蔵庫に残っておりましたので三時に頂きました。

味噌餡の美味しいお菓子です。

いくらでもいけそうです。

萩

母遺愛の萩茶碗です。

母が使い私共が使い・・・この茶碗は、私が知る限りだけでも９０年は経っております。

道具は大切に扱えば何百年でも持つという事が分かります。

大切に使って次の代に引き継いでゆきたいと思います。