坂下御田植え祭りは会津の三大御田植えのひとつと言われる栗村稲荷神社の例大祭です
お祭りは栗村稲荷神社の社頭で神事が厳かにおこなわれ
猿田彦の神を先頭に町内を巡行する御輿渡御(おわたり)で始まります
栗村稲荷神社は、室町時代に当地方の水利が悪く原野が荒れ地になっていたのを地頭であった栗村弾正が長大な堰を開鑿し豊かな水田にすることを思い立ち崇敬していた屋敷内の稲荷社に祈った所、霊夢に稲荷神の遣いの狐が現れ堰の道筋を教えてくれ、それにしたがって長大な堰を完成することが出来原野が豊かな水田地帯になったと言ういい伝えに由来すると言われています。
(栗村稲荷神社例大祭案内によりました)
お祭りの正午には町内の定林寺において栗村弾正の墓前法要がおこなわれ、古くから伝わる早乙女踊りが奉納されました。
古い時代の御田植祭りには、栗村神社境内に神の御田が設けられ、ひょっとこが道化た仕草で田をならし早乙女がお田植えをして早乙女踊りが奉納されたと聞いております。
(写真はネットのtabico 会津坂下の御田植からお借りしました)
しかし時が流れ、早乙女踊りの後継者が少なくなり存続が難しくなった時会津農林高等学校の女生徒による早乙女踊り保存会が作られ伝統が引き継がれて現在に至っております。昨年は福島県高等学校社会活動コンテストで最優秀賞に輝いたと聞いております。尊く本当に嬉しいことです。なお現在は新舘(にいたて)集落の早乙女踊り保存会の皆様も伝統を引き継いで舞を奉納なされております。有り難いことです。
会津農林高等学校早乙女踊り保存会の囃子方と
新舘早乙女踊り保存会の謡い方の皆さんです。
新舘早乙女踊り保存会皆さんの踊りです
会津農林高等学校早乙女踊り保存会皆さんの踊りです
美しい伝統の踊りに夢中でカメラを構えている皆さんです
奉納の舞を終わって記念撮影をする会津農林高等学校の生徒の皆さんです
諏訪神社境内では小学校児童による奉納相撲がおこなわれました
女の子の選手たちですね。団体戦で勝ったのかな嬉しそうな笑顔です
「ヤーッコヤレヤレ」
諏訪町の太鼓台も賑やかな祭り囃子の笛太鼓を鳴らしながら巡行しました
出店もたくさん出て賑わいました
私もばばちゃんの好きな焼きそばを2つ買っての帰り道、夢中であちこち飛び回り少々疲れましたけど楽しい御田植え祭り、いい一日でした。