さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

ウスバシロチョウの美しい詩に 私の心が躍りました

2015-05-22 | 日記
心地よい風が頬を撫でる  お前は誰のためにそよ吹くのか
たおやかなウスバシロチョウ  お前は誰のために舞うのか
すべての緑が美しい なぜにかくも美しいのか

この詩は、私の蝶やトンボなどの昆虫と植物のことについていつも丁寧に教えてくださっている私のお師匠さんの会津マッチャンさんの詩です。会津マッチャンさんのブログからお借りしました。ブログは(会津マッチャンgoo)です。

そしてお師匠さんがお撮りになられたウスバシロチョウの写真です

 会津マッチャンさんは5月21日(木)わたしのなじみの糸桜里の湯近くの「教育の森」にオオイワカガミの花を求めてお出でになられました。残念なことにオオイワカガミは時期が過ぎていて花は終わっていました。
 
 でも糸桜里の湯への道の入口のヒメシャガが咲いている杉林の近くの畑近くにたくさんのウスバシロチョウが舞っていたとブログに書いていらっしゃいました。

 ウスバシロチョウは前に会津マッチャンさんの詩を読んでいて深く私の心の中にあって「見たいな」「撮りたいな」と思っていたのです。

 私はウスバシロチョウは見たこともないし、どんな蝶なのかも分かりませんでした。だから会津マッチャンさんのブログを見てウスバシロチョウを見ることが出来ると嬉しくなって今日糸桜里の湯入口の道を訪れました。私の家から車で8分程のところなんです。



 ああこれがウスバシロチョウなんだと嬉しかったんですけどなかなか止まってくれないんですよ。会津まっちゃんさんは飛んでいるところを撮る!とおっしゃったんですけどど素人の私にはそんな高度の技術はありません。

ようやっと撮れたウスバシロチョウです


 
ベニシジミの小さな蝶も飛んでいました


 会津マッチャンさんがお撮りになったウスバシロチョウです。蝶の研究をなされている方の撮られた写真です。ウスバシロチョウの特徴がよく分かるように撮られています。さすがだと思いました。


 
私はこの前高寺登山道入口でこの蝶を見てこれがウスバシロチョウだとおもいました

 会津マッチャンさんにお聞きしたところ「それは似ているけどスジグロシロチョウ♂です」と教えてくださいました。でも素人の私にはそれがよく理解できませんでした。でもこんどはよく分かりました。嬉しいです。会津マッチャンさんありがとうございました。

広い圃場に田植えする人ひとりいて

2015-05-20 | 日記
 
8条植えの大型田植え機がすごいスピードで苗を植えていました




 
サポートをする人は奥様がお一人、専用の軽トラでJA水稲の育苗所から苗を運び畦に並べて準備し




 苗を植えて帰ってきたご主人に苗をさし出すのです。力を合わせたお二人だけで田植えは進んでいくんです。見ていて暖かく通い会う心が見えているんです。


 
 広い圃場で田植えする人はこのお二人さんだけしか見えませんでした。たぶん近隣の集落の農家から何十ヘクタールもの水田の委託を受けて稲作を進めていらっしやるんだろうと思いました。

 田植機に乗って作業していらっしゃるご主人の真剣なお姿に心をうたれました


 遠くに奥様とお知り合いの方でしょうかお話なさりまがらご主人の作業を見ていらっしゃいます


 「撮らしてもらってもいいんでしょうか」おずおずとお願いする私に笑顔で「いいですよ」と応えてくださいました。米価の下落やTPPなどいろんな困難のある中で農村を守って行く誇りをお持ちのお二人さんだからなんでしょうね。有り難いことでした。


 私の心惹く野の花が

2015-05-19 | 日記
 
今年も高寺登山道の入口に咲きました。オドリコソウです




 人々が見向きもしない花なんですけども私の心惹くの懐かしい思い出の花なんです。この花が咲くと遠い遠い昔の私と私の幼なじみの思い出が甦ってくるのです。

 80数年前、私が4歳の頃私の隣の家にかわいい女の子の幼ななじみがいたんです。当時は幼稚園などありませんから二人はいつも一緒に遊んでいました。

 この花が咲くと二人は嬉しくなって花を摘んではそのしりを吸って蜜の甘さを楽しんだんです。二人だけの春の野の楽しい遊びでした。

 でも、私が5歳になった春父の転職で二人は分かれてしまいました。そしてそれっきり二人は会ってはいません。

 でも88歳になる爺いの心の中にその懐かしい思い出が残っていてこの花を見ると鮮やかにそのときのことが甦ってくるんです。美しいお姫様のような幼い友達のことに心がウルウルするんです。

 オドリコソウは私の大事な美しい思い出の花なんです。懐かしい夢なんです。

輝くような緑が綺麗 早戸の駅を訪ねました

2015-05-16 | 日記
 
JR会津只見線のトンネルをぬけると小さな駅の早戸です



 
山々の緑、只見川の流れ、早戸の駅は美しい山の駅でした



駅から只見川の眺めです



 下り列車がやって来ました。やっぱり私と同じような撮り鉄さんの姿がありました。嬉しかったんです。



 
駅から早戸温泉郷まで行くにはトンネルを通って徒歩10分程の道のりです



 新しく完成した広いトンネルの道です。歩道も広く安全に通れるように作られていました



 
トンネルをぬけると温泉郷の入口です



 温泉郷は国道より只見川への下り道の両側にあります。早戸本村の見晴らし台からの遠望です



 私のばばちゃん(家内)たちがよく日帰りの湯治を楽しむ「つるの湯」です



 つるの湯の近くを只見川の川縁におりて見ると豊富な源泉が湧き滝のように只見川に流れているのが見られます。手を入れてみると41度~42度くらいでしょうかすごく熱いお湯でした。数年前まではこの流れ出る源泉の本当の露天風呂がありました。3年ほど前の只見川大洪水で破壊されてまだ復元されていないのようでした。残念です。



 好きな方はその露天風呂に入って美しい只見川の風景を楽しんだんでしょうね。昔むかし大昔は温泉はみんな男女混浴でした。子どもも、若い人も、成人も、老人もみんな一緒でした。ごく当たり前のことでみんな平気でしたよ、もちろん私は子どもでしたから・・


 
早戸温泉郷のトンネルの上にこんな構造物が見えるんですよ


写真では標高差は分かりませんけど100m前後はあるように見えました。近くにいらっしゃった温泉郷の方にお尋ねしてみると「早戸本村はあの高い山の行き止まり場所にあってあれは高い所から遠望出来る見晴らし台です」と教えてくださいました。

 うむ~ 行って見たいと思いました。お聞きすると早戸温泉郷から若松市方面に行くトンネルを600mほど登ると右側に早戸本村への道の出口があってそこからやく1kmほどの山道を登ると早戸本村の10 戸前後の集落があるといううことでした。

 トンネルの上り坂をゆっくりと登ると早戸本村への道の出口がありました



 早戸本村への道です結構急な上り道でした。一歩一歩ゆっくりと登って行きました



 静かな早戸本村の集落です。上り道の両側に家は並んでいました。道の左側の平らな草地と、右側の平な場所はかつての住居跡のように見えました。左側のお家は空き屋になって数年はたっていると思われる廃屋でした。



 集落の中央と思われるところに「早戸地区生活改善センター」という立派な建物がありました。地区公民館のようなものなんでしょうか。



 案内図には「神々の道案内図」とありました。信仰深い集落なんだなと思いました

 
村の鎮守さんです



 
長い石段を登ると石の祠があって「恩紗那巍神社」とありました。なんの神さんなのでしょうね



 山の神さんへの階段でもありましょうか疲れていたので登りませんでした



 
集落の坂道を登っていくと高いアンテナの塔が見えました



 さらに登って行くと広い見晴らし台に出ました。すばらしい眺望でした。あの嶺の向こうは大きなカルデラ湖の沼沢沼があるんですね。


 早戸本村を訪ねて感動することもたくさんあったんですけど、時の流れをしみじみ感じることもありました。実は家に帰ってネットで早戸本村のことを検索したら2010年の5年前にトンネル内の早戸本村入口の標示に誘われてあの見晴らし台を楽しんだ方がいらっしゃったんです。その方の記録によると見晴らし台に行く途中広々とした畑地があったと書かれているんです。しかしその場所は今はコゴミがたくさん生えている広い原野になっていたんです。


 そのことを思って思い返すと早戸本村には水田はもちろん広い畑地は皆無でした。わずかに数カ所家の周りのせまい場所に家庭菜園のような畑地が見えただけでした。家の後ろの狭い畑地で熟年のご夫婦がお二人で耕していらっしゃる姿がなんだか侘びしく見えました。国道から山の道を登って行き止まりになっている集落がこれからどうなって行くんだろうかと思わずにいられないのです。

 早朝6時に家を出て早戸駅に着いてのは8時ちょっと前でした。そして早戸駅に帰りついたのは12時ちょっと過ぎでした。嬉しくて楽しくて、いろんな思いの早戸温泉郷、そして早戸本村の山の道をほとんど休まず4時間歩き続けたのです。老体の身にはさすがこたえました。駅の木陰にすわっていつものように牛乳とサンドイッチの昼食をたべながら12時51分の上り電車を待ちました。美味しかったんです。最高のご馳走でした。
 

 村はもう初夏ですね、緑も空も綺麗です

2015-05-13 | 日記

 ここは定点と決めていつも撮っている金上の集落です。間もなく田植えが始まります。水の入った圃場も見えてます。

 
うちのばばちゃんの自慢のバラをご自分でお撮りになりました

 カメラは3年前に爺いが1万5千円でアマゾンから買って2万5千円もしたんだよといってプレゼントしたばばちゃんの愛機キャノンIXYです。

 
散歩の途中、農家のお庭に咲いていた躑躅が綺麗でした


 これは光学60倍っていうけどほんとに大丈夫かいなとへそくった3万5千円で購入したニコンP600のテスト撮影の画像の一枚です。光学60倍を手持ちで撮った写真もまあまあ使えますから、メイドインチャイナとありましたけどさすがニコンだと思いました。

 
山を散策したら藤の花も



 
イカリソウの花も綺麗でした



 爺いは新しいカメラをもってさわやかな初夏を楽しんでおるんです。一眼デジは重いけどP600は小さくて軽くて山歩きには最高です。