さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

あらま こんなところに蒲の穂が嬉しくて

2016-07-24 | 日記
因幡の白兎の昔話を思いだしました。



わにざめを騙した報いで毛をむしりとられて赤裸にされたウサギが泣いていると、意地悪の大国主命の兄たちが通りかかり「海の水をあびて岡の上で陽に乾かすとすぐ治るよ」と教えました。ウサギがそうすると海水の塩で肌は赤くただれその痛みでまた泣いていました。そこに兄たちの荷物の入った大きな袋をかついだ大国主命が通りかかり「綺麗な泉の川で体を洗い川辺のがまの穂をほぐして敷いて転がりなさい、綺麗に治るから」と教えました。

すっかり元通りになった白ウサギは美しい姫君のところに走っていって大国主命の優しさを話し二人の仲を取り持ち、姫君は大国主命の妻になりました。というようなお話ですよね。

私の子どもの頃といえば80数年の昔です。電灯などありませんからランプの明かりの下の囲炉裏端で兄弟でなんども同じ昔話を祖父にせがんで聞きました。もちろんテレビもラジオも綺麗な絵本もない貧しい私の家でした。私の祖父はとても昔話が上手な人で集落の小学校の冬期分教場の学芸会ではみんなに昔話をして聞かせていました。祖父の昔話は冬期分教場の学芸会の華で子どもも親たちもみんな楽しみにしていたんですよ。

小さな集落に小さな神社がありました

2016-07-23 | 日記
 
心休まる新館(にいだて)の鎮守八幡神社です。





鳥居は簡素ですけどすがすがしく木で作られています。注連縄は氏子の役員の方の手作りの左よりで藁のもとが注連縄からよりだされている古式の細い注連縄です。境内はいつも綺麗に清掃されていて深い森の中の神社は涼しくて爽やかです。私は小さいけど本当の神様がおわす神社のように思えていつもこの神社に立ち寄ってお祈りし心休めて休憩させて頂いているんです。

夏の陽に圃場の緑輝いて

2016-07-20 | 日記
金上の豊かな稲田美しい



私はこの美しい農村の圃場がいつまでも豊かに続くことを祈らずにはいられません。古い時代の神話にも 【豊葦原の瑞穂の国】(とよあしはら‐の‐みずほのくに) 神意によって稲が豊かに実り、栄える国の意「日本の国の美称」といわれてきた日本の農村です。国の礎(いしずえ)としての農村がいつまでも豊かに栄えて欲しいと思うのです。