チコのCOFFEE TIME

「今が一番しあわせ!」と感じながら 大好きな時間を過ごしている大阪のおばちゃん?(お婆ちゃん)です。

六甲山歩き 《有馬~紅葉谷道~極楽茶屋跡~最高峰~魚屋道~有馬》

2015年11月07日 20時25分09秒 | 山歩き

 少し天候が気になりましたが、登りたいと思っていた紅葉谷道をのぼりました。
 紅葉谷道は大好きなコースでした。春は新緑が鮮やかです。夏は滝巡りをすると涼しく、秋は紅葉が美しく、冬には七曲滝や百間滝の氷爆そしてブナ林の霧氷が見られるので、どの季節に登っても楽しく登れました。近年は温暖化のせいか、見事な氷爆はめったに見られなくなっていましたが・・・。
 大好きな紅葉谷コースが昨年8月の台風で崖崩れが何か所にも発生して通行止めになっています。崖崩れの所を無理に通る登山者を非難する報道をTVなどでよく見かけました。発生から1年以上経ち殆どの崖崩れは修復されたり新しい登山道を造ったりして通行出来るようになっています。ただ1か所だけ修復されないでまだ通行止めの箇所があります。ネットで調べると急ながれ場のようですが何とか通行出来るとありました。それを見て急に登りたくなりました。山友に相談すると一緒に登ってもいいと言ってくれたので、ウキウキした気分で出かけました。
 有馬温泉駅からスタートしロープウエイの駅を過ぎて程なく通行止めのロープが張ってありました。前を歩く男性が普通にロープをくぐって進んで行くので、私達も普通にくぐりました。友人の中には少し躊躇する人がいましたが・・・。それから少し進むと通行止めの柵が道幅いっぱいに設置されていました。よく見ると柵が破られていています。前の男性がくぐって行きます。私達もくぐりました。すると目の前に急ながれ場が現れました。足元の不安定ながれ場を這うように何とか通過しました。全員無事通過出来た時は本当にホッとしました。その後の道も今までの道とは変わり果てる程荒れていて驚きました。元の道が無くなり、新しい道(木段の急道)が造られていたり、大木が根元から倒れてそのままになっていたり、痛々しく感じました。もうしばらくは登りたくないと思います。それでも下る人達が多いのに驚きました。やはり傷んでいても人気のあるコースなんですね。
 極楽茶屋跡からはアップダウンの多い歩き(全山縦走路)が最高峰まで続きます。最高峰は今日も大勢の人で賑わっていました。土曜日なので若者が多かったです。下りは魚屋道を下りました。あまり好きでなかった道です。なので殆ど下った事がありません。ところが紅葉が綺麗で石がゴロゴロしていますが、あまり気にならず楽しく下れました。考えてみてば、この時期に歩いたことが無かった気がします。少し好きになりました。
 
コース 神戸電鉄有馬温泉駅~ロープウエイ有馬駅~紅葉谷・白石谷分岐~紅葉谷道~極楽茶屋跡~全山縦走路~六甲最高峰~魚屋道~有馬温泉駅 歩行時間約4.5時間


紅葉谷道の紅葉です。美しく色付いています。

 
「通行止め」のフェンスが破れています。「う回路」や「通行止め」標識がたくさんありました。

 
崩落したがれ場の急な登りと下りです。慎重に足を滑らさない様に、1人づつ石を落とさない様に歩きます。


極楽茶屋跡からの眺めです。怪しげな雲が浮かんでいます。天気は下り坂です。


最高峰広場はいつも賑やかです。

 
魚屋道(ととやみち)です。紅葉・黄葉が綺麗です。


小石が多いけど、なだらかな下りの魚屋道です。少し好きになった道です。

  追記 紅葉谷道を登っている時にいろいろなグループとすれ違いました。その時「あの急ながれ場を大勢で下るのは大変だなぁ~」と思いました。昨夜そのことが頭から離れず、考えていました。そして通行止めのフェンスに「炭屋道」へのう回路を示した表示板があったのを思い出しました。歩行時間は約40分長くなりますが、安全に下れます。たぶんそのコースを選ばれたのだと思います。一週間前に買い直した六甲の地図にもちゃんと載っています。気付きませんでした。

 
通行止めのフェンスと炭屋道から魚屋道へのう回路の説明板です。下ってくると必ず目に付きます。