チコのCOFFEE TIME

「今が一番しあわせ!」と感じながら 大好きな時間を過ごしている大阪のおばちゃん?(お婆ちゃん)です。

鏑木蓮さん著「転生」を読みました

2016年06月13日 18時37分59秒 | 日記

  今年は読書をしたいと思って年初に文庫本を3冊買いました。そのうちの2冊が途中でそのままになっています。瀬戸内寂聴さんの「ひとりでも生きられる」と鏑木蓮さんの「転生」です。寂聴さんの「ひとりでも生きられる」は読んでいて、内容に共感できなくて途中で読むのを止めました。鏑木蓮さんはベストセラー作品を多く書いていますが、私は彼を知りませんでした。最近はあまり本を読んでないし以前読書に熱心だったころは東野圭吾さんの作品ばかり読んでいたからです。文庫本「転生」は字が小さくて読みづらく、登場人物が多くて分かりにくかったので途中になっていました。
 先日検査入院した時に「転生」を持っていき最初から読みなおしました。2度目のせいでしょうか読み進むのも早く内容もよく解りました。そしてミステリー小説ですが、登場人物それぞれの生きざまや心情表現に作者の思いが伝わってきます。そして最終章を読んでいて涙を流してしまいました。悲惨な事件なのに読み終わるとなぜか感動していました。作者は男性ですが、女性と錯覚するくらい女性の深い思いを表現しています。
 今日残っていた後半を一気に読み上げました。すっきりしました。

 
読み終えた「転生」と、多分もう読まない「ひとりでも生きられる」です。  千里中央近く「長谷池」です。ベンチも木陰も多くあり読書に最適です。