「奈良の街中が音楽であふれる16日間」のムジークフェストなら実行委員会 主催コンサート〈西洋古典音楽演奏会〉を楽しみました。会場は ホテル日航奈良 チャペルです。16世紀から18世紀のヨーロッパ音楽です。古典楽器ヴィオラ・ダ・ガンバとリュートの演奏に合わせて古典ソプラノ歌手「丸谷晶子」さんが優美に歌われました。チャペルにふさわしい音楽会でした。なかなか聴く機会のない西洋古典音楽は派手さはありませんが、興味深く、心地よい楽曲でした。
コンサートの前に、少し散歩をしました。あまり人の居ない所ということで、「奈良女子大学」と「奈良少年刑務所」に行きました。どちらも明治後期に建てられた西洋建築です。
コンサート会場のチャペルです。 出演 坂本利文(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 佐野健二(リュート) 丸谷晶子(古典ソプラノ)の先生方です。
プログラムです。分かりやすい解説のあと、すべて原語で歌われました。アンコール曲の1番だけ日本語でした。
奈良女子大学の正門と祈念館は国の重要文化財に指定されています。明治42年に竣工されました。
私がまだ学生の頃、憧れのお姉さんが奈良女子大学出身でした。彼女は活発な方で、高校の教師になられました。彼女が通った学校を見学できて嬉しかったです。今はどうしておられるのでしょう? 懐かしく思い出しました。
奈良少年刑務所・表門です。堂々とした赤レンガ造りの西洋建築です。
刑務所・本館です。100年以上にわたって使用されて来たレンガ建築ですが、耐震などが基準を満たしておらず、解体か保存か論争になりました。地元自治会が刑務所建物の重要文化財指定と保存を求める要望書をだした結果、重要文化財に指定され、保存されることになりました。重要文化財の監獄ホテルになる予定だそうです。
正門の前で内部をスケッチする男性です。 周りも赤レンガの塀に囲まれています。