ねぎやんのしま人のたわごとパ-ト2

視覚障碍者、ねっしーのあれこれ日記・・・

天文少年

2006-11-05 19:52:28 | ノンジャンル
1970年代

天文少年だった人って多いはず・・・

もうしっかり中年街道走ってますけどね。

って事で今回は当時の憧れの的、フジノン(当時は富士写真光機)メイボーについてニコンと比べて見ました。




7x50と言うスペックをその当時はちゃんとフルに性能発揮させられたんだろうなとちょっとうらやましい。。。

フジ(フジノン)のメイボーですが、こいつも海上自衛隊に供給されていました。
海自仕様はこいつのトップカバーに錨が書かれて差別化していました。

1970年代と言うと日本の古き良き時代なのかもしれませんが、実際はどうでしょう?

まずティーラー(で良いのか?左右鏡対を繋いでいる腕)の太さはほぼ同じ16mmに対し軸棒がニコン13mmに対しフジノンは14.5mmと見た目ともにかなり太いです。



接眼部はスリーブはニコンは1970年代の10x70-1型標準視野の物ですが35mmに対しフジノンは38mmとやはり太いです。

光学設計上大きければ良いと言うもんじゃありませんが、アイレンズを大きくして覗きやすくしたと言うことではこの当時からフジノンの姿勢としてあったのだと思います。

プリズムハウス自体も多少フジノンの方が大きく感じますが、持ってみると不思議とニコンより軽く感じます。

もっともニコンは改造品ですから重量バランスが崩れているのかも知れませんが、現行のフジノンも持ちやすい事から重量バランスが良いのだと思います。

フォーカスですが、実はメイボーのこの当時のは直進ヘリコイドを使っていたのですね、初めて知りました。

ニコンの海軍時代譲りの機構でニコン1型広角品だけと思っていましたがそんな事無いのですね。

でも直進ヘリコイド好きな私としてはそれだけでとても嬉しいです。
なんせ使い勝手はIFと言えどもまるで使いやすいですから。
しかもツノ目当てをしっかりと目に当てられてフォーカス出来るのはやはり気分の良い物です。

周りに明るい光源が有るときなんかはツノ見口のお陰で随分と見やすくなります。

光学系はどっちもどっち、優劣付けようが無いって感じですが、モノコートでもこの手の物は十分性能を発揮してくれそう
です。


と、ここまで書いてPCがハングった・・・とほほ。。。

さてさて、でこのメイボーですが視野もスッキリしていて色収差もまぁ合格、何より当時の天文少年に戻ったようで結構使っていて楽しい双眼鏡です。

対物プロテクター兼用のキャップは防水双眼鏡として安全ですし、とても頑丈でしかも操作性も良いと言うなかなかの物です。

タカハシアストロノーマーと共にちょっとだけマニアックな双眼鏡ですね。
でももうこういった双眼鏡は作ってくれないので日に日に貴重な物になりつつあり残念です。



あんまりインプレになってませんね、すいません。