買っちゃいました~!
この不景気な最中、浪費は良くないです。
しかーし、発見しちゃいました。。。
ヤマハのL-10(エルテン)ギターです。
何を今更なギターなのですが、我が青春のシンボル的存在でした。
ロッドナンバー 70425 ハイ、1977年製です。
すでにセミアンティークの存在になってしまった30年以上も前のギターなのです。
この辺はマニアしか分からないと思うのですが、このエルテン、リサイクル屋でな・な・なんと19900円で売っていました。
最初嘘だろーとか思いましたよ。
当時のハードケース付きで。。。
ケースは下位グレードのだと思いますが。(上位はすぐ錆びるゴールドのパッチン錠ですから)
このギター、1975~6年からだと思います。
80年からは、ポジションマークがどこかの紋章からスノーフレークに変わり、サイドとバックはローズに変更されています。
つまり、前期の物です。
モーリスはこれ↓
モーリスはこの後、鉄のクローバー→アバロンと変わっていきました。
この当時は、国産としては、モーリスが最大のライバルだったようで、共に独自色と言うよりマーチンのレプリカに近かったと思います。
しかし、廉価版~中級器でも、まだまだ木材がふんだんにあった時代ですので、非常に良質な木材が使われています。
モーリスは1975年、ヤマハは1977年製ですが、トップだけを見ればモーリスがスブルース(初期はルーマニア産?)とヤマハはそれに近い北海道のえぞ松を使っています。
この当時のモーリスは甘く済んだ音色が特徴ですが、ヤマハはもっと硬質でシャキッとした感じです。
サイド、バックはさすがに廉価版なモーリス、ローズの合板ですが、その分神経質になる必要もなく、がんがん引くことが出来ます。
また、塗装の相性かと思うのですが、白濁しやすく、ご多分にもれず、私のも白濁しています。
方やヤマハ、当時の中級器、と言うか学生だった当時は高級機でしたが、このエルテンは10万円と高いです。
この10万円と言うのが、当時のボーダーラインでして、この価格からオール単板になるのですね。
しかも、まだブラジリアンローズが輸出禁止から10年近く経っていますが、まだまだ国内外には沢山ストックのあった時代です。
こいつも、セレクト品では無い物の、ハカランダが使われているようです。
問題は、柾目と板目のまざったような、多分木の端っ子なんだろうなーとか思いますが、そんな木が使われています。
また、ボディバインディングも手の込んだ寄せ木細工で非常に綺麗です。
学生だった当時は、マーチンD-45が憧れであったわけで、アバロンや白蝶買いのバインディングの方がいいなーと、10万円シリーズでは、モーリスやヤイリ(k・YAIRI)に人気が集中していたと思います。
とくにヤイリはド派手なバインディングでしたね。
今となっては、この「学校の廊下」のような、そんな木の温もりのするギターが良いなと思うようになりました。
校舎から漏れる学生達の声が、このサウンドホールからこぼれてきそうです。
とても重たいギターですが、非常に良いギターで、賛否両論ありますが、論議されると言うことは「銘器」としての証なのだと思います。
余談ですが、チャリで1時間弱の帰り道、重たくて腕がちぎれそうでした。
スタッフの30kg以上あるギターアンプを、池袋から持ち帰ったあの日も、こんな夜でした。
この不景気な最中、浪費は良くないです。
しかーし、発見しちゃいました。。。
ヤマハのL-10(エルテン)ギターです。
何を今更なギターなのですが、我が青春のシンボル的存在でした。
ロッドナンバー 70425 ハイ、1977年製です。
すでにセミアンティークの存在になってしまった30年以上も前のギターなのです。
この辺はマニアしか分からないと思うのですが、このエルテン、リサイクル屋でな・な・なんと19900円で売っていました。
最初嘘だろーとか思いましたよ。
当時のハードケース付きで。。。
ケースは下位グレードのだと思いますが。(上位はすぐ錆びるゴールドのパッチン錠ですから)
このギター、1975~6年からだと思います。
80年からは、ポジションマークがどこかの紋章からスノーフレークに変わり、サイドとバックはローズに変更されています。
つまり、前期の物です。
モーリスはこれ↓
モーリスはこの後、鉄のクローバー→アバロンと変わっていきました。
この当時は、国産としては、モーリスが最大のライバルだったようで、共に独自色と言うよりマーチンのレプリカに近かったと思います。
しかし、廉価版~中級器でも、まだまだ木材がふんだんにあった時代ですので、非常に良質な木材が使われています。
モーリスは1975年、ヤマハは1977年製ですが、トップだけを見ればモーリスがスブルース(初期はルーマニア産?)とヤマハはそれに近い北海道のえぞ松を使っています。
この当時のモーリスは甘く済んだ音色が特徴ですが、ヤマハはもっと硬質でシャキッとした感じです。
サイド、バックはさすがに廉価版なモーリス、ローズの合板ですが、その分神経質になる必要もなく、がんがん引くことが出来ます。
また、塗装の相性かと思うのですが、白濁しやすく、ご多分にもれず、私のも白濁しています。
方やヤマハ、当時の中級器、と言うか学生だった当時は高級機でしたが、このエルテンは10万円と高いです。
この10万円と言うのが、当時のボーダーラインでして、この価格からオール単板になるのですね。
しかも、まだブラジリアンローズが輸出禁止から10年近く経っていますが、まだまだ国内外には沢山ストックのあった時代です。
こいつも、セレクト品では無い物の、ハカランダが使われているようです。
問題は、柾目と板目のまざったような、多分木の端っ子なんだろうなーとか思いますが、そんな木が使われています。
また、ボディバインディングも手の込んだ寄せ木細工で非常に綺麗です。
学生だった当時は、マーチンD-45が憧れであったわけで、アバロンや白蝶買いのバインディングの方がいいなーと、10万円シリーズでは、モーリスやヤイリ(k・YAIRI)に人気が集中していたと思います。
とくにヤイリはド派手なバインディングでしたね。
今となっては、この「学校の廊下」のような、そんな木の温もりのするギターが良いなと思うようになりました。
校舎から漏れる学生達の声が、このサウンドホールからこぼれてきそうです。
とても重たいギターですが、非常に良いギターで、賛否両論ありますが、論議されると言うことは「銘器」としての証なのだと思います。
余談ですが、チャリで1時間弱の帰り道、重たくて腕がちぎれそうでした。
スタッフの30kg以上あるギターアンプを、池袋から持ち帰ったあの日も、こんな夜でした。