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しくはちがい
四衢八街
【意 味】
大きな通りが四方八方に通じた大きな町。交通などの便がよく、にぎわう町の形容。
「瞿」「街」は、ともに四方に通じる道。
ク
みち、ちまた、よつつじ、わかれみち
衢
【解字】形声。行+瞿。音符の瞿(ク)は、鳥が目をきょろきょろさせるの意味。にぎやかで目をきょろきょろさせう大通りの意味を表す。
- ちまた。四方に通ずる大通り。また、道。道路。「康瞿」
- えだ。別れ道。
写真から分かりにくいかもしれませんが、旭川のロータリーは六衢です。
免許取りたての頃、車を運転していてロータリーの入り方も出方もわからず往生したことがあります。
ロータリー交差点で有名なパリ・エトワール凱旋門は、なんと十二衢!
1級読み問題でよく出題されるのが、六衢 りっく、りくく
また、 ”六りく” 繋がりで、
中国の有名な兵法書である。「六韜」と「三略」のこと。
りくとうさんりゃく
六韜三略
準1級でも、六芸 りくげい
が、「六」を りく と読ませています。
(ろく=呉音、りく=漢音)
衢に戻します。
三衢 さんく
四衢 しく
五衢 ごく
六衢 りっく・りくく
七衢 しちく
八衢 やちまた
九衢 きゅうく
もうひとつ、気をつけなくてはいけない読みが「やちまた」ですね。
ただ、これはまだ実際には出題されたことはないみたいです。
一般教養として覚えておきましょう。
あとは、熟語で
衢地、交衢、巷衢、広衢、康衢、街衢、通衢・・・