先日のファシリテーター・トレーニングコースでのこと。
「センセイ、私行けないので、行きませんか?」
と、MISAから手渡された、一枚のはがき。
そこには、
「マイケル・サンデル特別講義~ここから、はじまる民主主義の逆襲」
と書いてあります。
マイケル・サンデルは、あの『これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学』の著書で有名ですね。
NHKで、「ハーバード白熱教室」の放映もやっていました。
数年前のエニアグラムでも取り上げたことがあります。
大喜びで、MISAからそのはがきをいただき、昨晩行ってまいりました。
東京国際フォーラム開館15周年記念事業としての特別講義だったようで、5000人の会場がほぼ満員。
久しぶりに、この規模の人数の中に身をうずめました。
最初のテーマは、「市場経済と市場社会の区別について」
これだけ書くと難解に感じますが、サンデル教授はとても分かりやすく問いかけます。
「たとえばレディガガのコンサートチケットを手に入れるためにダフ屋がいたとする。このダフ屋行為について自由であるという立場か、それは許されないと感じるのか?」
あなたはどうですか?
ボクは自由であると意思表示。(両隣はモラリストだったのか常にボクとは反対の立場でしたが)
そのあとに
「先日中国を訪れた時に、病院の前に診察や診療を待つ長い行列があった。中には何日も待たなければならいないこともあるという。もしも、そこにダフ屋が出て、お金で診察の順番を買えるとしたら・・・・。
あなたはそれに賛成するか賛成しないか?」
どうですか?
ボクは・・・賛成しない!と意思表示。
こんな感じで、次々と課題が提示され、それについてのディベートが行われる。
とても面白い講義でした。
この講義では、さまざまなことを学びましたが、実は一番驚いたことは・・・・
サンデル教授は、聴衆にいろいろと問いかけます。
入場時に手渡された赤い表紙のプログラムは、意思表示のツールでした。
見開きのページの内側は白地。
サンデル教授の問いかけのたびに、赤を見せたり白を見せたり、と意思表示するわけです。
そして、そのあとにその意思について聴衆と実際にやり取りをするわけです。
驚いたことは何かと言うと、ほとんど20代の若者たちが指名されていたようですが、みな流暢に英語で会話していたのです。
ボクは入場時に受け取った、翻訳機に頼り切っていたのですが、その若者たちはイヤホンさえしていません。
時折、日本語で意見を言っていたと思っても、サンデル教授にさらに質問されると英語で答えている・・・・。
その意見に対する反論も英語。
会場は、常に英語が飛び交っているのです。
日本語しか使わないボクの日常から見ると、頼もしくもありうらやましくもありました。
MISA! 素敵な学びの機会をありがとう!
「センセイ、私行けないので、行きませんか?」
と、MISAから手渡された、一枚のはがき。
そこには、
「マイケル・サンデル特別講義~ここから、はじまる民主主義の逆襲」
と書いてあります。
マイケル・サンデルは、あの『これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学』の著書で有名ですね。
NHKで、「ハーバード白熱教室」の放映もやっていました。
数年前のエニアグラムでも取り上げたことがあります。
大喜びで、MISAからそのはがきをいただき、昨晩行ってまいりました。
東京国際フォーラム開館15周年記念事業としての特別講義だったようで、5000人の会場がほぼ満員。
久しぶりに、この規模の人数の中に身をうずめました。
最初のテーマは、「市場経済と市場社会の区別について」
これだけ書くと難解に感じますが、サンデル教授はとても分かりやすく問いかけます。
「たとえばレディガガのコンサートチケットを手に入れるためにダフ屋がいたとする。このダフ屋行為について自由であるという立場か、それは許されないと感じるのか?」
あなたはどうですか?
ボクは自由であると意思表示。(両隣はモラリストだったのか常にボクとは反対の立場でしたが)
そのあとに
「先日中国を訪れた時に、病院の前に診察や診療を待つ長い行列があった。中には何日も待たなければならいないこともあるという。もしも、そこにダフ屋が出て、お金で診察の順番を買えるとしたら・・・・。
あなたはそれに賛成するか賛成しないか?」
どうですか?
ボクは・・・賛成しない!と意思表示。
こんな感じで、次々と課題が提示され、それについてのディベートが行われる。
とても面白い講義でした。
この講義では、さまざまなことを学びましたが、実は一番驚いたことは・・・・
サンデル教授は、聴衆にいろいろと問いかけます。
入場時に手渡された赤い表紙のプログラムは、意思表示のツールでした。
見開きのページの内側は白地。
サンデル教授の問いかけのたびに、赤を見せたり白を見せたり、と意思表示するわけです。
そして、そのあとにその意思について聴衆と実際にやり取りをするわけです。
驚いたことは何かと言うと、ほとんど20代の若者たちが指名されていたようですが、みな流暢に英語で会話していたのです。
ボクは入場時に受け取った、翻訳機に頼り切っていたのですが、その若者たちはイヤホンさえしていません。
時折、日本語で意見を言っていたと思っても、サンデル教授にさらに質問されると英語で答えている・・・・。
その意見に対する反論も英語。
会場は、常に英語が飛び交っているのです。
日本語しか使わないボクの日常から見ると、頼もしくもありうらやましくもありました。
MISA! 素敵な学びの機会をありがとう!
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