自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

魔法使いハウルと火の悪魔

2006-11-03 18:15:56 | ファンタジー
今日は、久しぶりに、何もない日・・・
祭日や、週末は、必ず何かしらのクラスがあるものですが、今日は何もないのです。

といっても、仕事は山積み。

朝は家のPCで。そして今は、オフィスのPCで、ずっと仕事をしていました。

それでも、ちょうど午後の気持ちのいい時間に、お気に入りのカフェで気になっていた本を読み終えました。

『魔法使いハウルと火の悪魔』
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの傑作ファンタジーです。



ボクは、『ハウルの動く城』というジブリの映画を観ていません。
だから比較はできないのですが、ともかくおもしろい。

帽子屋のソフィーが、荒地の魔女に魔法をかけられて老婆になってしまいます。(結局人違いだったんだけどね)
そして、ハウルの城に転がり込んで、ハウルとマイケルというハウルの弟子とカルシファーという、へんてこな火の悪魔との生活がつづられていくわけです。

荒地の魔女との対決は、スピード感たっぷりで、読んでいてもわくわくしていきます。空中で戦うシーンは、ゲドの竜との戦いを思い出してしまうほど。

もちろん、ゲド戦記ほど、深刻さはまったくありません。
ハウルは女好きだし、老婆になってしまったソフィは思いっきり毒舌だし。

それでいて、前編に優しいファンタジーあふれています。

明日は、大阪のおとぎ話講座。
新幹線の中は、続編『アブダラと空飛ぶじゅうたん』

どんな物語がそこに生きているのか。
はてしない物語を読み始めた、バスチアン少年のような気持ちで一杯です。

ちなみに、ダイアナの『9年目の魔法」は、ちとわかりづらい物語でした。でも、女の子が主役で、魔法を解くきっかけを創り出すところはわくわくしてしまいます。

しばらく、ダイアナシリーズが続きそうな気配です。

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