自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

『みどりのゆび』 モーリス・ドリュオン

2012-04-11 06:53:05 | ファンタジー
北朝鮮の「人工衛星」



12日には「打ち上げ」が予定されているという。


人工衛星ではなくて「ミサイル」と言う報道もある。


ミサイルであれば、打ち上げじゃなくて、「発射」


どちらにしろ、北朝鮮がやろうとしていることはいつも世界を騒がせるし脅かす。



国と国、人と人、いつも「正しさ」がぶつかり合って、避けられない戦いを始めてしまう。


「お互いを理解しあう」と言う、言葉が世の中に存在し、意味として通じ合うのなら、なんとしてもそれを実践した日々を送りたい。



久々の岩波少年文庫。



キッズのクラスで紹介していたものの、自分でまだ読んでいなかった本。


小学生中学年以上に向けた文学には、「反戦」ものも多く含まれてくる。



『みどりのゆび』 モーリス・ドリュオン


ミルポワルと言う町に住むチト少年。


代々続く大金持ちの家に生まれた。


少し変わった少年チトは学校になじめず、自宅で学習する。


最初に先生になったのは立派な髭の庭師ムスターシュ。


「チトは庭の勉強をしてじぶんにみどりのおやゆびがあるのをしりました」

この「みどりのゆび」は、チトが鉢植えの土に種を植えるための穴をあけただけで、そこにあっという間に花が咲いてしまうと言う、特別なゆび。



かれは、そのゆびを使って、今まで見たことのなかった町の闇・・・刑務所や、貧民街、そしてお父さんが経営する兵器工場をお花だらけにしてしまうのです。


戦いをしている国に届いた兵器は、大砲も、銃もありとあらゆるものが花やつるでおおわれてしまって、戦いは平和協定に変わってしまう。


そして最後にチトは、チトだけとおしゃべりができる子馬のジムナスティックに見守られながら姿を消してしまいます。


チトは誰だったのでしょう?


それは読んでのオタノシミ。



誰もが、心に平和を求めている。


今朝の加藤俊朗先生のブログに中村天風さんお言葉が紹介されていましいた。


せめて今日はこんな一日を!


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今日一日


怒らず 恐れず 悲しまず


正直 親切 愉快に


力と 勇気と 信念をもって生きます







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