繁浩太郎の自動車と世の中ブログ(新)

モータージャーナリストとブランドコンサルタントの両方の眼で、自動車と社会をしっかりと見ていきます。

「私の愛車遍歴」第11回 MG-B後期モデル

2016-07-07 18:06:28 | 日記

さて、BMWに続い何に乗ったかなと・・思い出すと・・多分、MG-Bだった。買い替えではなく、追加だった。

ということで、今回はMG-B。

まず、なんで買ったかというと20年ほど前に、栃木研究所に単身赴任となり、その時の宇都宮での移動用に一台クルマが必要になったのです。

確か、BMW520iは「当時の奥様」が東京で乗るためにそのまま置いておくことに。

それで、車探しをしたのですが、何に乗ろうかとかなり迷った挙句に、当時のCar雑誌にあった「個人売買コーナー」で、MG-Bを見つけました。

本当の買った理由はよく思い出せないのですが、・・・

その頃、CR-Xデル・ソル開発後でしたので、オープンカーは数々乗っていました。

しかし、自分でも「本当の本物のオープンカー」というものを「所有して、乗ってみたいな」と思っていたので、MG-Bに引っかかったのかもしれません。

とにかく、MGはオープンカーの原型かなと。

フロントウインドも低いですしね。

CR-Xデル・ソル開発時は会社で色々と比較車として、オープンカーを買いました。

印象的だったのは、ポルシェ914-6とS800。

この話は長くなりそうですが・・・まぁ、いいか。

 

ポルシェ914-6は、ルーフの格納の研究と言うことで、経費で買いました。

やはり、ルーフをリヤのトランクの中にしまう方式は賢くさすがドイツ人と。

 

でも、デル・ソルのノーマルルーフの設計者はもっとすごかったです。ポルシェより良い方法でルーフがしまえる設計をしたのです。申し訳ないことに、設計者の名前は忘れてしまいましたが、ほんと「賢いヤツ」と思いました。

(デル・ソル ノーマルルーフを知らない方http://crxdelsol.oiran.org/prom005.html参照)

 

ポルシェ914-6の走りは、ヘトヘトにヤレたものでした。ピストンとシリンダー間はかなりスカスカで・・。

当時のポルシェらしく、回転はスグに上がって、スグに落ちる。ダブルクラッチなんて回転あわせずらくて、踏めませんでした。

とくに、スカスカですからね。笑

それにシフトレバーはどこのギアに入っていても、同じ位置なのです。

つまり、ローに入れようが、4速、バックどこに入っていても、グリップはちゃんともとの位置に戻ってくる賢いヤツ。

だから、ニュートラルの確認は、レバーを横に動かしてHパターンの横にいると確認するのでなく、前後に動かしてギアを入れてみて確認します。

当然、シフトアップダウンも手の感触だけで・・・。

どうだ、今の若い奴ら!!! マニアル車が運転できてスポーティとかカッコ良いとか、・・いうけど。こういうクニャクニャシフトのクルマが運転できてはじめて・・・、マニアル乗りなんだよ。

・・イカン、年寄りの癖がでた。

つまり、RR用のエンジンを180度まわしてMIDに積んでいますから、シフトのリンケージが最後端なのです。遠いのです。それに古くてヤレているのです。よってクニャクニャ。

実は、このシフトリンケージの最後端が壊れて走行中に外れて、ギアが入らなくなり、止まらざるを得なくなると言うことが、深夜というか朝方の帰宅時に起こったのです。

当時のデル・ソルの開発業務では、ホント徹夜は当たり前でしたから、明くる日早朝から評価会があるので、明け方までクルマを仕立てて、やっと出来たのは4半時位で、評価会は確か6時半位からで、一旦家に帰ってシャワーを浴びようと、近くにあった914に乗って会社出て、家まで15km位ですが、ちょうどその中間で、あれれれ・・・。

クルマはなんとか、交通の邪魔にならないトコにとりあえず置けたのは良いが、どうしょうかと・・・。

歩いて会社に帰っても、家に帰ってもう1台のクルマで駆けつけても、評価会に間に合わない。

歩くったって、服装は会社の制服の上下共「白」。

白の上下でまだ暗い、寝静まった田舎の街中を歩けない。

どう考えても、「アヤシイ奴」だ。

当然、当時の宇都宮は田舎ですから公衆電話なんてものはなくタクシーなんて洒落たものも走ってこない。勿論、当時は携帯もない。

さて、そこでクエスチョン!!! 私のとった行動は???

シャワーにも入って、ちゃんと6:30には会社についていました。

正解は、書けない。決して書けない。

 

まだまだ、ありますが、これではMG-Bでなく、ポルシェ914の話だ。

ま、いいか。

 

しかし、長くなったので、続きはマタ今度。

そうそう、S800編もあります。

これは、私が乗ると機嫌良いのに、私以外の人、特に偉い人が乗ったら必ず壊れて帰ってくるという、HGT伝説がありました。(笑)

ではまた、近々。

 

 


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