9月も終わりに近づいていますが、昼中はまだまだ真夏日・夏日が続いています。それでも朝晩は涼しくなり、秋の足音がそこまで聞こえて来ました。最近は気候の変動が激しく、暑い、寒いはそれぞれ人によって感じ方が違います。本格的な秋になれば重ね着をしたり、色や柄の組み合わせを楽しんだりと、コーディネートが嬉しい季節です。
日本の伝統で着物(和服)の衣替えは、6月から単衣(ひとえ)、7月1日から薄物(うすもの)、9月1日から単衣(ひとえ)、10月から袷(あわせ)です。衣替えはあくまでも習慣で、替えなければならない訳ではありません。しかし、学校や職場では毎年6月1日と10月1日に一斉に衣替えを行っている場合が多いようです。
多くの場合、衣替えは強制的なものではなく、あくまで習慣で行われ、2週間から1カ月間の移行期間が設けられます。夏のノーネクタイ・ノージャケットを推奨する「クールビズ」は、地球温暖化防止対策で、空調を28℃に設定し、その室温でも快適に過ごせる服装として生まれました。
空調の効いたビルの中では四季の移ろいが疎くなってしまいます。季節の変わり目に子どもたちが一斉に衣替えする姿を見て、夏や冬の到来を感じる趣があります。「着る物を大切に長く使う精神」を受け継いで、季節の変わり目に合わせて、クローゼットの整理がおすすめです、
日本政府も金融政策を「衣替え」して、しっかりした経済運営を行い、企業に活力を与え、コロナ景気から回復して、賃金を引き上げ、消費拡大を促す政策に期待したいものです。
写真:インターネットから借用