日本がなぜ戦争になったのには、いろいろな説があると思いますが、最大の要因は当時の経済的封鎖(石油・鉄鋼原料)を打破すべく、植民地を獲得して国力増強に努めねば、早かれ遅かれアメリカ・イギリス・フランス・オランダなど、どこかの国の植民地にならざるを得ない状況にあったと、時の政府は判断したのでは・・・・・。
今 思えば、資源のない日本がよくもまあ戦争をしたものです。とにかく、戦争に正義はありません、確かに日本は中国や朝鮮半島へ侵攻した国で、責められても仕方ないこともあったと思います。
戦争で多くの人が亡くなり、生き残った人たちの人生を変えました。戦争へ導いたリーダーの判断がどれほど間違っていたか、政府・軍部や報道機関に洗脳された多くの国民も、被害者だけではなく、外国へ侵攻した加害者でもあり、戦争の責任から逃れられないと思うのです。
二度と繰り返してはいけない戦争。しかし、自国がそう思っていても侵略者は容赦なく入り込んで来る場合だってあります。戦争は軍隊があるから起こるのではなく、厳しい経済封鎖や経済侵略などが起きた時、外交手段が会話から暴力に変わった時を戦争と言います。
「宗教や民族の違いから起きる」という人もいますが、根本的な原因ではないように思います。経済や文化が安定していて外交手段で会話ができれば、戦争にはならないと思うのです。
コロナ禍で長引いた不況など、とにかく戦争を防ぐには、貧乏な国にならないことです。