毎週日曜日の夜はNHKテレビ、大河ドラマ「どうする家康」を楽しみにを見ています。徳川家康が岡崎城で生まれたということで、関連施設が多くあって身近に感じます。城や寺、神社を訪れる観光客もずいぶん増えたようです。
戦国時代の具足は身を守る甲冑(かっちゅう)で、ちなみに「甲」が鎧(よろい)で「冑」が兜(かぶと)でした。戦国時代の合戦における武具の中心的な役割は「弓矢」と「槍(やり)」で、まず思い浮かぶのは「突く」ことのようでしたが、実際は槍で「叩いて(たたいて)」刀で切るという戦いでした。
火縄銃が主力兵器になる前の合戦は、まず両軍が音の鳴る矢「鏑矢」(かぶらや)を放ち合って開戦の合図としたようです。その後、関ヶ原の戦いでは刀・槍そして弓矢から。第3次戦法革命と言われる銃声で始まったといわれます。
ウクライナとロシアの激化する攻防は、無人機(ドローン)攻撃が連日のように伝えられ、モスクワではビジネス街で、ウクライナでは石油施設が狙われ、無人機が行き交う戦いは、刀・槍・弓矢から転じて火縄銃で戦った日本の関ヶ原を思わせます。
激化する攻防は、双方の仕掛けとみられる自前の攻撃用無人機の増産に必死だと報じられ、こうした新手の攻撃も人工知能(AI)を用いることで、核兵器に次いで第3の軍事革命とも言うらしいのです。
核兵器を用いれば、自国のみならず人類の滅亡が避けられない現在では、新たな攻防は多くの人が死なない都市の破壊のみの戦いになるのでは・・・・。
話し合いで解決しない国と国の争いは、いっそスポーツで決着にならないのかと、強く思うのは「平和ボケ」の浅い考えでしょうか。